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戯れ
黄昏色に染まった大聖堂。
果てしない天井に向かって聳え立つ壁に穿たれた模様から、入り込む夕日によって室内にいる一人の人形使いが映し出された。
夕焼けと同じ色のショートカットの髪を、白いフリルが付いたピンク色のカチューシャで抑える人形遣い。
胸に着けている紅いリボンが映えさせるために、白のブラウスの他に胸から下は全て青いワンピースを着ていた。
赤い紐を付けた左腕を水平より下に伸ばし、右手に光る本――恐らく魔道書を持ち、さらにブルーアイズに躍動感を滲ませていることから、魔法の練習中だということが推測できる。
その証拠に、人形遣いの周囲には二体の人形が縦横無尽に空中を飛びまわっていた。
人形遣い自身が人形ではないかと思わせる作り物めいた美しさを放つ表情が生き生きとしていることから、予想した通りの結果が出ているのだろう。
楽しそうに魔法を発動し、人形をまるで生きているかの様な動きをずっと繰り返させていた。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=33853905
題名:絵師
七色の人形遣い kaze




