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刹那の出来事
それは瞬間の出来事だった。
例えるなら漫画の一コマのよう。
結果だけが残り、そこに至るまでの過程が描かれていない。
それほどまで一連の動作が淀みなく行われていた。
……しかし、そこまで洗練された動きを見せておきながら、その目的は人の胸を揉むというのは如何なものだろうか。
揉まれた者は揉んだ者を撃退しようと腕を突き出したまま固まり、表情は何が起こったのか分からず呆然としている。
対する揉んだ本人はしてやったりの表情。
至近距離で揉まれた者の顔を拝みながら唇に笑みを浮かべ、“ムンズ”と言う表現しかないほどがっちりと掴んでいた。
さて、揉んだ者の次の動作は何なのだろうか。
このまましきりに感触を楽しむ可能性もあるが、それはあまりお勧めできない。
何故なら双方の距離は限りなく近く、少し顔を動かせば接触するほどである。
あんまり躊躇しているとやられた方からきつい反撃がきてしまう。
はてさて、揉んだ者はどんな行動を取るのだろうか。
目が離せない。
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2288049
題名:絵師
文「ちょっと胸を触らせてもらっていいですか?」 のりたまご




