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誘惑
最近投稿時間が遅れています、申し訳ありません。
止めろ。
そんな目で俺を見つめるな。
口をポカンと開け、上目遣いで首を傾げられても俺は絶対に契約などせん。
そう固く誓っている心なのだが一秒経つ毎に砂浜の城如くボロボロと崩れていく。
悪魔とは天使の様な容姿をし、言葉や表情を巧みに使って近づいてくる。
そんなことを説いた賢人がいたが全くその通りだった。
薄いピンクの髪を背中にまで伸ばし、両耳の代わりに悪魔の羽が付いている彼女。
薄い眉毛に大きな瞳、ふっくらとしたほっぺにシャープな顎と綺麗な造形を持っている。
白いカッターシャツに赤いネクタイ、そして黒いベストと身だしなみを人一倍気にする私の好みのど真ん中を突きぬけていた。
不味い。
この空間はあまりにも不味い。
いくら私が豪胆だと言っても限度がある。
一刻も早く彼女から離れなければ悪魔の誘惑に負け、契約することは必至。
ゆえに私は逃げ出した。
脇目も振らず、一心不乱にもと来た入り口を目指して足を動かした。
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2411320
題名:絵師
こあ~? EO




