とある山岳地帯で
寝坊しました。
そして、何気に今日で一ヶ月です。
右手に三本、左手にも三本。
指と指との間に挟んだ計6本のナイフを持つそのメイドの腕は達人クラスなのだと推測する。
つい先程まで己を拘束していた鎖――鋼鉄製の代物なのだがそのメイドの前だと紙でしかなかったようだ。
そのメイドが腕を動かした瞬間鎖はずたずたに切断され、宙に舞った。
その残滓を首だけ動かして確認するそのメイド。
銀色の髪を作業の邪魔にならないようきっちりと纏め、人形の様な顔立ちに浮かぶは群青色の空と同じ色。
スラリとした肢体に纏うは、半袖の白いブラウスに裾が短い蒼いエプロンドレス、黒いガーターベルトであり、その装いは機能性よりも見た目を重視したことが窺い知れる。
そのメイドのナイフ裁きと、見た目を重視した服装から彼女の主の性格が判別できる。
そのメイドの主は並の刺客では相手にならないほど相当な実力を持ち、かつ派手好きな性格であるようだ。
と、同時に主はそのメイドをこの険しい山岳地帯に寄こしていることから、考えなしに物事を決める性分もあるのだろう。
まあ、それに異を発しなかったそのメイドはこれぐらいの道程など通常の装備で大丈夫という自信があるのか。
いずれにしても、どちらも化け物である。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=15557280
題名:絵師
TID@3日目キ-20b 咲夜の冒險+




