微笑
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“モナリザの微笑”に囚われた者の心境が良く分かりましたよ、本当に。
今、私の心境をどう言葉に表せば良いのだろうか。
何千何万という言葉を駆使しても到底言い表せない。
金色の絹を背中まで垂らし、一部を緩く三つ網状にしている天使の様なその髪。
白いその肌の上にほんのりと上気させた色を浮かべ、綻び出る眦を少し下げて柔らかに微笑む唇。
どうして今、私の目の前に現れたのか?
私はそう尋ねずにいられない。
その身に纏うドレスも素晴らしい。
肩と胸元を大幅に露出する黒で統一されたそのシックなドレスは大人の淑女向け。
少女の容姿から考えるとまだ早いように思えるが、だからこそ良い。
美しい。
そんな陳腐な言葉で片付けることなど私には出来ない。
ただ、無礼を承知で表すならば羽化直後の蝶という言葉が当てはまるだろうか。
何故なら未だ幼いながらも時が経てば今のドレスの主となることが容易に想像できるから。
未成熟ながらもその片鱗は現われている。
眼には見えないながらも、瞳を閉じれば思い浮かべることが出来るがゆえに私は何も言えない。
後数年。
それが今の私にとっては宇宙の始まりから終わりまでの永劫の時の様に感じられる。
神よ、もし実在しているのならば私を数年後へ連れて行ってくれ。
そうでないと私はこの長い時に耐えられず、気が狂ってしまうだろうから。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=1033041
題名:絵師
そんな顔されたって困る キュアmatilda




