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ファンタジー部屋
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
乱雑に散らかった部屋。
机の上にはタイプライターや香水といった物の置き場と化しており、床は積まれた本によって地面が見えない。
聞くだけだとゴミ屋敷なのだが、実際この眼で確認するとアートのように思えてしまうのが妙である。
ゴミや埃が無いのもそうだが、何よりも置かれた1つ1つが完成された配置だからなのだろう。
地球儀や透明なグラス、そしてドーナツや紅茶など洒落た物も置かれている。
そして、この部屋の主は、部屋の大きさに合わない椅子に腰かけている。
シルクを連想させる金髪を後ろに流し、深い青色を湛えたその瞳。
尖った耳に目がいくが、全体的に整った顔立ちゆえファンタジーから出てきたエルフという表現がしっくりきた。
黒いシックなワンピースに身を通し、白い前掛けを付けた彼女。
胸で輝くブローチが眩しい。
一体彼女は何を見ているのだろう。
小首を傾げ、唇をゆっくりと横に広げた彼女の仕草から私は想像するしかなかった。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=35855872
題名:絵師
ドーナツ 兎鷲




