黒一色
どうして登場人物が増えると一気に難しくなるんでしょうね。
無謀と思えるそれに挑戦したくなるのかも不思議です。
とある城内の舞踏会場。
鏡の如く磨き上げられた床に白と黒のモザイク柄壁模様。
上の階まで届くほど巨大なアーチ型の扉を中心に、周囲には複雑な図形が走っていた。
貴族や王が宴を催すに相応しいこの場所に三人の少女が佇んでいる。
部屋の奥へと走りながら扉の方を振り返るは左側の少女。
胸に巨大な瞳を模ったブローチが特徴的な少女は、体型もスリムで顔も小さいことからモデルを彷彿させる。
背中に翼を生やしたその少女は上のブラウスとブローチ以外の服装、長いストレートヘアーもリボンもスカートも何もかも黒で統一させていた。
体ごと扉へ向けている猫耳を生やした右側の少女は、肩に紐をかける露出度の高いタイプのドレスに身を包んでいる。
こちらも同じく全身を黒で揃えており、唯一違う点はその赤毛。多少黒が入っているものの美しさを損なっていなかった。
しかし、最も扉に近い、中央に向かって歩いてきている少女は少々趣が違う。
前の二人と比べると少々幼く見えてしまう。
その少女も黒を着用しているがそれは上だけであり、他の部分――髪やスカートが明るい紫色でありソックスも白だということが理由に挙げられるだろう。
その少女の特徴は長い紐がある生きた目であり、うっすらと半眼を開けていた。
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im751334
題名:絵師
「地獄はいいとこ一度はおいで」 魔界の住民




