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少年シュペアの冒険譚 〜無自覚に最高峰を目指す〜  作者: 武天 しあん
トルーキエからラジリエンへ

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83. ステルス作戦1/2


「棒を担いでの移動は目立つな・・・。」

「そうだな。」

「そうかも。」


前に見た、建築現場の人みたいに肩に担いでいけば、バランスも取れるし走れると思ったけど、大丈夫かどうかより、もっと大事なことを忘れてた。

すごく目立つ。


街道から少し外れて走る?

それだと肩に担いで走れないかも。長いから、周りの木に当たっちゃいそう。

でもゆっくり歩いたら遅いし。


あ、じゃあ認識阻害の結界かけていけばいいんじゃないかな?

3人分の結界かけたまま、夕方まで走れる?

魔力持つかな?

索敵も使うとして・・・。

途中で戦闘になって魔術を使うと厳しいかも。

戦闘になれば、まだ僕は身体強化無しでは戦えない。

力が弱いし、足も遅いから。


結界・・・もう少し使う魔力を抑えられないかな?

ミランはみんなに結界をかけてた時も、涼しい顔で何てことないって感じで軽くかけてた。

でも僕は、3人分かけると、結界の範囲を保つために凄く神経を使う。

たぶんそれが魔力を多く使う原因なんじゃないかな?


ターゲット設定できるかな?

僕の結界の範囲を広げるというより、対象の全身をターゲットにして、固定してしまえば、相手の動きに合わせて少し広げたりとかしなくて済むかも。



「シュペア、難しい顔してどうした?」

「結界のやり方を考えてたの。今日はそれをやってみたい。

みんなに認識阻害の結界をかけて、街道を走ろうと思う。索敵を使いながらだから、身体強化は使えないけど、いいかな?」


「俺はそれでいいぞ。」

「俺もそれでいい。」


「朝ごはんと、お昼ご飯、屋台で買っていこうよ。

「そうだな。」

「何にする?」


「昼はサンドイッチにしようか。」

「アサイーあったら食べたいな。」

「あれは美味しかったな。穀物もあって食べ応えもあった。」


「じゃあ朝ごはんはそれにしよう。」

「うん。」



屋台が並んでるところに行くと、アサイーはあった。前に食べたのは、バナナと色んなベリーが乗ってたけど、ここのは橙色と黄色の四角く切ったやつも乗ってる。


「おじさん、この橙色のと黄色のは何?」

「橙色のはマンゴーで、黄色のはパインだよ。」

「教えてくれてありがとう。」


この黄色いのパインジュースのフルーツだったんだ。これ絶対美味しいと思う。


ベンチに並んでアサイーを食べる。

うん。やっぱり美味しい。パインってこんな食感なんだ。ちょっと繊維質で食べたことのない食感だった。

橙色のマンゴーはバナナみたいに柔らかくてトロトロしてた。これも甘くて美味しい。


「美味しいね。」


「甘いご飯なんて朝から幸せだ。」

ゲオーグは幸せそうに食べてる。


「夏の暑い時でも、これなら食べやすい。」

ルシカも気に入ってるみたい。


食べ終わると、器をお店に返して、隣のお店でサンドイッチを持ち帰りできるように包んでもらってから街を出た。


街道から少し外れた場所で認識阻害付きの結界をかけて、ターゲット設定してみた。

あ、これは楽だ。少しなら離れてもいけそうだし、動く度に範囲を広げたり調整しなくていい。


索敵も魔力を温存するために、範囲は3キロにして前よりもっと薄く広げた。


「結界、上手くいったよ。走るよ。」

「あぁ。」

「行こう。」


僕たちは、そのまま1時間くらい走った。


「一旦休憩しよう。」

「そうだね。」

「あぁ。」



暑い。夏だから暑いのは仕方ないけど、暑い中を走るのは、結構体力を消耗する。

こまめに水を飲まないと、干からびちゃいそう。


暑い・・・前に領主様に結界の応用を教えてもらった時、冬の寒さも防げるって言ってた。

たぶん完全に防ぐことはできないと思うけど、少しでもこの暑さが緩和されるならいいな。


イメージして・・・

僕は結界をかけ直した。

あ、少し涼しくなった。これならまた走れそう。



「シュペア、何かしたか?」

「うん。前に領主様に結界の応用を教えてもらった時、寒さも防ぐって言ってたから、暑さも少しは防げるかなって、やってみた。」

「そうか。助かる。これならまた走れそうだ。シュペア、ありがとう。」


やっぱりゲオーグも、この暑さはキツかったんだ。


僕たちはまた走り出した。

何度か休憩はとったけど、何とかお昼まで走ることができた。


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