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少年シュペアの冒険譚 〜無自覚に最高峰を目指す〜  作者: 武天 しあん
トルーキエからラジリエンへ

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76. ハーピー討伐


「ハーピーがもう来るよ。」

「分かった。ルシカ、ゲオーグ、しっかり見ておけよ。」


もうハーピーは目視できる距離まで近づいている。



「シュペア、俺が3体やるから、残ったのをやってくれるか?」

「うん分かった。」


「奴らは全部揃って下降してくるわけじゃないから、下降した個体から狙うんだ。

いくぞ。」


1体が下降してきたのを狙って、グレルが素早くナイフをハーピーの右の翼に向けて投げた。



ギャァァァァ


ナイフは翼を貫通して、ハーピーはバランスを崩して落ちてくる。

そこに剣を構えたルヴォンがいて、サッと切り付けて倒した。


凄い。上手な連携だ。



「もう一回やるぞ。」


グレルはそうやってあと2体を落とした。

次は僕の番。

ハーピーは動きが遅いから、ターゲット設定しなくてもいけるかも。

僕は、ハーピーが真上に差し掛かったところで、3本の氷の矢を出して、1体だけターゲット設定をして撃ち出した。


ギャァァァァァァ


2体は上手く翼に穴を開けて落ちてきたけど、1体は身体に刺さってそのまま倒してしまった。

その1体は、風の魔術で包んでゆっくり下ろした。


翼に穴が空いて落ちてきた2体は、ルシカとゲオーグがそれぞれ倒してた。

やっぱり複数ターゲット設定できた方がいいな。

ターゲット設定して撃つ時だけは、索敵とか他の魔術を解除して使おうと思った。


ハーピーの討伐証明部位は嘴だから、そこを切り取って持って帰る。

僕はみんなが嘴を切り取っている間に、ハーピーを埋めるための穴を土魔術で開けた。


「穴開けたよ〜」


ハーピーを穴に全部入れると、索敵には何も引っ掛からなかったから、僕は青い火でハーピーを燃やした。



「これが青い火か。これは凄いな。」

「僕は火の攻撃魔術が苦手なんだけど、これだけは上手くできるの。周りに誰もいないことは索敵で確認してるから大丈夫だよ。」


「苦手、火力調整が上手くできないことを考えると苦手とも言えるか・・・。」

「そうだな。」

「火の魔術は練習できる場所が少ないから、練習するなら演習場じゃないと。森とか、その辺で使ったら危ないから。」


「確かに火は燃え移ると危ないよね〜」

「そうだな。」


「このブルーサーペントはどうする?食べるの?

これって血抜きどうやってするの?」

「川があればそこに放り込んでおいたりするけど、ここには無いよね〜?

吊るすって言っても何当分かに切り分けてって感じかな〜」


川・・・血液は液体、液体なら水みたいに操作できる?



「ちょっと血抜きの実験してみてもいい?」

「いいよ〜」


僕はサーペントの中の血液にだけ干渉して、水を操作するように流動を使って血液を首の切り口から出していく。


ふぅ。

初めてやったから魔力を結構使っちゃったな。



「できたみたい。」

みんなを振り返ると、みんなが驚いてた。


血が辺り一面に広がっちゃったから、穴を掘ってそこに入れればよかった・・・。

僕は血だけを焼くように、表面に薄く火の魔術を広げて焼いていった。


「シュペアのこの魔術の腕で、まだまだなんだね〜

まぁそうか〜ブラックサーペントを1人で倒しちゃうような人と比べたらね〜」

「これも、人前ではやらない方がいいな。」

「あぁ。注意しておこう。」


「ブルーサーペントは持って帰る〜?

美味しいよ〜

シュペアにギルドまで軽くしてもらって、みんなで凄い重そうな振りしながら運んでいくのはどう?」

「そうだな。ブルーサーペントは高く買い取ってもらえるしな。」

「いいよ。」



「しかしこれは便利だね〜

魔獣を運ばなくても荷物を運ぶのも楽だよね〜」

「重力操作の魔術が付与された鞄なら売ってるよ。ルシカとゲオーグの鞄も重力操作が付与された鞄だよね。」


「そうなの〜?ちょっと見せて〜」

「あぁ、いいよ。」


「わっ、本当だ〜こんなに色々入ってるのに軽いね〜」

「これは便利だな。どこで買えるんだ?」


「この鞄はエトワーレのフェルゼン領の領都の横で作っていて、そこに専門店が並んでいる街があるが、俺はレーマンで買った。」

「俺は領都の隣りのタッシェってところまで買いに行ったけど、王都の商店でも見かけたよー。

フェルゼン領はトルーキエのジムナーシアと提携しているから、ジムナーシアでも買えるかも。」


「エトワーレに興味が湧いたね〜」

「そうだな。行ってみたいな。」


「シュペアたちは次いつエトワーレに戻るの〜?」

「決めてないけど、今年中には戻ると思う。できれば僕はトレントとミスリルを入手してから戻りたい。」


「そっか〜

もし向こうで会うことがあれば案内してよ〜」

「いいよ。」


「じゃあそろそろ街に帰ろっか〜」


僕たちは重力操作で軽くしたブルーサーペントをみんなで重そうな振りして持ってギルドまで行った。

街では凄く目立っちゃったから、みんなに認識阻害の結界かければよかった・・・。


討伐報酬は、ルヴォンのパーティーと僕たちのパーティーでそれぞれ3体ずつ倒したから二等分した。

ブルーサーペントはみんなで倒したから人数の5等分で分けた。

ブルーサーペントは、1人小金貨2枚になった。


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