表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年シュペアの冒険譚 〜無自覚に最高峰を目指す〜  作者: 武天 しあん
トルーキエからラジリエンへ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/455

73. 生存確認


>>>ラジリエン王国アスカル



「僕、あのフルーツがいっぱい乗ってるやつ食べたい。」

「いいぞ。」

「あぁ、食べよう。」


ピンクのトロトロの上に、ベリーとか知らないフルーツみたいなのがたくさん乗っているのを屋台で頼んで、木陰のベンチに並んで座って食べた。



「このアサイーっての美味しいね。この白いのバナナじゃない?前にルヴォンたちと食べたケーキに入ってたやつ。」

「確かにー。これバナナだ。」

「甘くて美味しい。サクサクした穀物みたいなものも入っていて、それもまた美味しい。」


ゲオーグは久しぶりに甘いものが食べれて嬉しそう。

食べ終わると、ここがどこの街なのかを確認するために冒険者ギルドに行った。


「僕たち、この街に来たのは初めてなんだけど、ここは何ていう街ですか?」

「ここはアスカルです。

伝言がたくさん届いていますが確認されますか?」


「たくさん?どれくらいですか?」

「みなさん合わせて30件あります。」


「え!?」


僕は驚いてルシカとゲオーグを見た。

そしたらルシカとゲオーグも驚いてた。


伝言を確認すると、領主様、モスケル、ルヴォンとグレル、ジム戦士、他にも騎士団の人や、ジムナーシア伯爵の代理の人、オドンでグリフォン討伐に参加した人からも伝言が届いてた。


その大半が、僕たちの安否を心配するもので、領主様とジムナーシア伯爵の代理の人からは、クシュの街長がどうなったかも伝言として残してくれていた。

ルヴォンとグレルも調べてくれたみたいで、もう大丈夫だから、ラジリエンまで来たら会いたいって内容だった。



「僕たちを探してた人、逮捕されたんだ・・・。

ルシカとゲオーグの騎士団の身分証も、仮だって言ってたけど本物だったんだね。」

「なんか、俺らが森にいる間に大変なことになってたんだな。」

「だな・・・。」


「とりあえず、みんなに無事だよって伝言お願いしようよ。」

「そうだな。」

「あぁ。」


その日は、それぞれに伝言をお願いする手続きだけで終わってしまった。



宿をとると、酒場に向かった。


「「「かんぱーい!」」」


「久々のエールは最高だな。」

「あぁ。」

「パインジュースも美味しいよ。」


モチモチしたパンとか、野菜と豆がたくさん入ったシチューとか、串に刺さったちょっと辛い味のお肉を焼いたものとか、久しぶりにちゃんとしたご飯を食べたらすごく美味しかった。



「あーベッドで寝れるのはいいなー」

「見張りしなくていいのもいいな。」


「ずっと森で大変だったから、少しゆっくりしたいね。」

「そうだな。」


僕たちはそれから3日は依頼を受けずに休養にあてた。ケーキ屋さんに行ったり、屋台や露店を見て回ったり、公園でボーっとしたり、僕は最後の1日は図書館に行った。


4日目は、森の浅いところに行って、久しぶりに模擬戦をやって、僕は魔術の練習もした。



5日目にギルドに行くと、また伝言がたくさん届いてた。

ほとんどは、僕たちの無事を喜ぶものだったけど、ルヴォンとグレルから、アスカルに到着したという伝言もあった。


「忘れてたな・・・。」

「あぁ。」

「僕たちのこと探してるかな?」



「みーつけた〜」


その声に振り返ると、ルヴォンとグレルがいた。


「あ、僕たち休養とってたからギルドに来てなくて、今伝言を確認したの。ごめんね。」

「すまん。」

「すまん。無視したわけじゃないんだが・・・。」


「別にいいよ〜

そんなことだろうと思ってたし〜」

「大変だったな。ゆっくり休めたか?」


「うん。色んな人が心配してくれたみたい。」

「ルヴォンたちなら知っているかも知れないが、トルーキエの王まで動いたとか・・・。」


「らしいね〜

軍隊が街長宅を包囲してあっという間に制圧したところを見たよ〜」

「凄い。そんなことになってたんだ?」


「あいつは他にも悪いことを色々してたらしいからな。街では逮捕されたことでお祭り騒ぎだった。」

「捕まらなくてよかった・・・。」




----------


>>>ウィルとミラン


「ギルドに伝言が来てるから行ってくる。」

「うん。行ってらっしゃい。」


ギルドに届いた伝言を見て、ウィルはホッと一息つくことができた。


男爵は捕まったし、捜索も中止されていることは分かっていたが、森の中を抜けてラジリエンまで行くのに時間がかかっていることが気になっていた。


中隊のみんなも心配していたが、今日3人とも無事だと、ラジリエンのアスカルに到着したという知らせに、ようやく安心できた。


戻ってきたら、自衛手段をもう少し教えておこうと思うウィルだった。



「ただいま。」

「ウィル、その感じだと、シュペアたちから連絡が来た?」


「あぁ、ラジリエンのアスカルに到着したと、3人とも無事だと伝言が届いていた。」

「良かった〜

じゃあ俺はクンストに戻るね〜」


「あぁ。」


団長にもシュペアから連絡があったことを声に魔力を纏わせて届けた。

そして、中隊の演習場に行くと、シュペアから連絡があり3人とも無事ラジリエンに着いたこと伝えると、歓声が上がった。


ラオにも心配をかけたからな。

ラオと協力してくれた会頭には、手紙を書いて伝令魔獣を飛ばした。



閲覧ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ