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少年シュペアの冒険譚 〜無自覚に最高峰を目指す〜  作者: 武天 しあん
再会編

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26. ミランとシュペア2/2



「魔力を纏わせるのは便利だから教えてあげるね。簡単だし。

声に魔力を纏わせると、声を大きくしたり、遠くの人に声を届けることもできるよ。

戦闘中や、仲間と逸れてしまった時にも使える。

やってみようか。俺は向こうの端に行くから、シュペア君はあっちの端に行ってみて。」


「うん。」


魔術演習場は広くて、端と端はたぶん50メートルくらい。



「おーい!今のが普通の声ねー。」

ミランが手を振りながら呼んでいる。



<これが魔力を纏わせた声。凄いでしょ?>


まるで横にミランがいて話してるみたいに聞こえた。



話す時に喉を通る声に魔力を纏わせれば良いのかな?どこに飛ばすかはターゲット設定をすればいいんだ。

凄い。これ考えた人は凄い。


<ミラン聞こえる?>


「え?もうできたの?まだやり方説明してないのに。」


「うん。喉を通る声を魔力で包むようにして、ターゲット設定してみたの。」

<完璧だね。さすが俺の本を理解するだけのことはある。>



「あ、ルシカとゲオーグが戻ってきた。」

「分かるの?索敵使ってた?」


「索敵は使ってないけど、2人の魔力が近づくと分かるの。」

「凄いね。俺は索敵使わないと分かんないわ~」


「領主様も来るかも。」

「タイミングいいね。さぁ、みんなが来る前に目の色を赤に変えてみて。」


「うん。」


僕はさっき教えてもらった目の色を変える魔術を使って、目の色を赤にした。




「待たせたね。

ってえ!!シュペア、その目どうした!?」


くくくくく

「いいねーウィルの驚いた顔。」

「ミラン、シュペアに魔術をかけたのか?」



「いいや違う。俺は教えただけ。

シュペア君はちょっと練習しただけで、目の色を変える魔術を習得した。」

「うん。そうなの。さっき、ミランに教えてもらったの。赤がいいってアドバイスももらったの。」



「・・・ミラン、赤を勧めたそうだな。」

「いやぁ、ウィルを驚かすには赤かと。」


「赤はダメだ。赤目のことを知っている誰かが見たらどうするんだ?」

「あの、ごめんなさい。赤はダメなんだね。」


「シュペアは謝らなくていい。

シュペアは何も悪くないからな。悪いのは全てこのおじさんだ。

赤い目は魔力が特別に多い人なんだ。見付かれば無理にでも自分のものにしようとする者が出てくる。

だから外では赤い目にしてはいけないよ。」


「うん。分かった。」



「でもシュペア、よく習得できたね。凄いな。

目の色を変える魔術は私が作った魔術で、今まで私とこのおじさんしか使える人がいなかったんだ。」

「そうなの?」


「あぁ、そうだよ。

だから、目の色を変える魔術を使うことができるのは凄いことなんだよ。

赤以外の色に変えるなら、いつでも使っていいからね。」

「じゃあ、エメラルドにしてみる。」


「あぁ、いいよ。」

「うん。できたかな?」


僕は赤い目を解除して、エメラルドの目にしてみた。



「シュペア君、それ凄いね。それは想像してなかった。

しかも格好いい。鏡見てみる?」

「シュペアは器用だな。」


「え?僕、間違えちゃった?」



僕はミランから鏡を受け取って見てみると、なんと右目は赤で左目がエメラルドになっていた。


「なんで?」

「もしかしてシュペア君、左右別々に魔術かけてる?」


「うん。」

「そんなことができるんだな。シュペアは本当に器用だ。ミランが魔力操作が上手いって言っている意味がよく分かった。」

「シュペア君、片目ずつじゃなく両目に一緒にかければいいんだよ。」


「やってみる。うーん、できたかな?」

「うん、上手にできてるよ。」

「シュペアは凄いな。」




「「お待たせしました」」


そんなことをしていると、ルシカとゲオーグが戻ってきた。

ちゃんと僕の防具と槍も持ってきてくれてる。


「ルシカ、ゲオーグ、僕の分も持ってきてくれてありがとう。」

「あぁ。ってシュペアその目、どうした?俺の目がおかしいのか?今朝まで水色だったろ?」

「俺もそうだと、思ったが・・・。」


「2人とも驚いた?これミランに教えてもらったの。領主様が作った魔術なの。」

「へぇー魔術ってそんなこともできるのか。凄いな。」


「ふふふ、2人が驚いた顔が見れたから楽しかった。」



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