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エリス・ザ・ファースト~おかしな建国皇女とおかしな周囲の人たちの日常コメディ~  作者: 水渕成分


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95/190

95 人間は「気合」で空を飛べる。〇か×か?w

 するとおじさん、笑顔になって、

「そうかそうか。『気合』かーっ」


 父さん応じて、

「そうだそうだ。『気合』だーっ」


 老谷(おいたに)のじいちゃんかぶせて、

「『気合』ですじゃー」


 ここで父さん、老谷(おいたに)のじいちゃん、ツッコミおじさんと両サイドから肩を組んで、

「「『気合』だ。『気合』だ。『気合』だ。『気合』だーっ」」


 そして、肩組み外して三人で大爆笑。

「はあーっはっはっはっ」


 で、ツッコミおじさん我に返る。

「んなわけねーだろ」


 ごもっともでございます。


 ◇◇◇


「大体、人間が『気合』で空飛べたら、飛行機は発明されてねえわい」


 それもごもっともでございます。


 そこにいつの間にやらシルクハットとステッキを着用した老谷(おいたに)のじいちゃんが。


 どこから用意したのそのカッコと思っていたら、後方でニヤニヤ笑っている悪役令嬢コスの琴理(ことり)さん。ああ、下総屋(しもうさや)から持ち出して来たのね。いいのかなあ。


「はい。そこのあなたにチャレンジクイズー!」


 いきなり老谷(おいたに)のじいちゃんにステッキで指されてツッコミおじさんビックリ。


「第一問!」


 ジャジャン


 老谷(おいたに)のじいちゃんのセリフと共に琴理(ことり)さんが何かボタンを押すと効果音が。本当に何でもあるのね下総屋(しもうさや)


「人間は『気合』で空を飛べる。○か×か?」


「×に決まってるだろう」


 ブーッ


 不正解の効果音を鳴らしたのは、もちろん琴理(ことり)さん。


「残念! 不正解! 不正解の方は罰ゲームとしてワンカップ日本酒を飲んでいただきます」


「え? え? 飲んでいいの?」


 これでツッコミおじさんがアルコールが苦手ならアルハラになっちゃうけど、ツッコミおじさんお酒好きみたいだね。


「ささ、どうぞ」

 ワンカップ日本酒をビニール袋から一本取り出し、ツッコミおじさんに渡す父さん。ビニール袋を見る限り、近くのコンビニで買い足した様子。ねこや先生が買ってきたみたいだ。


「いやー、こんなんで飲ましてもらって悪いね」

 ツッコミおじさんご満悦。


「続いて第二問!」


 ジャジャン

老谷(おいたに)のじいちゃんと琴理(ことり)さん、いつ打ち合わせをしたの? と聞きたくなるような息の息の合いよう。


「人間は『気合』で空を飛べる。○か×か?」

 

 さっきと同じ問題じゃん。


 ◇◇◇


「んなこと言ったって飛べるわけないじゃんよ。×」


 ブーッ


「残念! 不正解! 不正解の方は罰ゲームとしてワンカップ日本酒をもう一杯飲んでいただきます」

 

「え? また飲んでいいの。ウマイッ!」


「更に第三問!」


 ジャジャン


「人間は『気合』で空を飛べる。○か×か?」


 えーっ? まだ続くの? これ。


「いやあそうは言っても飛べないでしょ。俺も飛べないし。×」


 ブーッ


「残念! 不正解! 不正解の方は罰ゲームとしてワンカップ日本酒をまたまた一杯飲んでいただきます」


「いやあ悪いねえ。ゴチになるよ」


「そして、第四問!」


 ジャジャン


「人間は『気合』で空を飛べる。○か×か?」


 何なのこれ?


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― 新着の感想 ―
[良い点] まともなツッコミおっちゃんを酒で陥落させる恐ろしき人々……笑
[一言]  さすがに空を飛んできたのはごまかせないか。  さらに延々とワンカップ飲まされるのは天国か、地獄か……。ではまた。
[一言] 「世界を救ってくれるか?」で「はい」を選ばない限り進まないRPGみたい( ˘ω˘ )
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