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け、結婚!?

俺はゴブリン達を1分もかからず倒してしまった。それも、魔法を使わずに。

「君、すごいな、あの量のそれも、上級のゴブリンをすぐに倒すなんて!おっと、これは失礼、挨拶もせずに。俺は、王都騎士団団長のライゼルって言うんだ。良かったら君の名も教えてくれ。」

「俺の名は鳴神 真だ。」

「ナルカミ シン?お前、東の国から来たのか?」

「え、ええと、日本という国から来たんです。」

「ニホン?聞いたことのない国だな、まぁいい、助けてくれてありがとう。」

ライゼルさんはそう言うと頭を下げた。

「いいえ、当然の事をしたまでですよ。ですから、頭をあげてください。」

俺がそういうライゼルさんは頭を上げてくれた。なんか年上に頭を下げられるのは居心地が悪い。


「初めまして、シン様、私はシルフィ・エルフィードと申します。先程は助けてくれてありがとうございました。」

彼女はそう言うと笑顔を俺に向けてくれた。

か、可愛い、可愛すぎる。

彼女の見た目は身長が160cm前後で銀色の長髪、それに胸もでかいとは言えないがBかCカップくらいの可愛い美乳だ。

「ん、どうかなされましたか?」

おっといけない。彼女の容姿に見とれていてつい、ボーッとしてしまった。

「あ、すいません。あなたがとても可愛いので見とれてしまい、ボーッとしてしまいました。」

「え、わ、私がか、可愛い、ですか?」

「ええ、とても可愛いです。」

俺がそういうとシルフィさんは顔を俯けてしまい、耳まで真っ赤にしていた。

だが、それも、ほんの少しのことでシルフィさんは顔を上げ、俺を見た。

「あの、シン様、このあともし、用事がないのでしたら私の屋敷まで来てはもらえませんか?これでも私、第3王女なので少しはシン様をもてなせると思いますよ。」

「王女様だったのですね。これまでの無礼を謝罪します。」

俺は一応王女とは知っていたがここはあえて知らなかったフリをした。

「い、いえ、そんな、結構ですよ。今さっきと同じようで。シン様は私の命の恩人なのですから。」

「そうか、分かった。あ、それと、俺はこのあと特には用事はない。」

「でしたら、私の屋敷まで来てください!シン様を両親に紹介したいですから!」

シルフィはそう言うと「馬車に入って」と手招きしてきた。

やっば、一つ一つの行動がとても可愛いすぎる。

俺はシルフィに促されて馬車に乗り、シルフィの屋敷があるという王都まで来た。

屋敷はとても広く庭には花畑や池まである。それに奥には訓練場と思わしきところがある。

「シン様、こちらですよ。私について来てください。」

「わ、分かった」

屋敷の大きさに呆然としていた俺はシルフィの声でようやく現実世界に戻ろことが出来た。

この屋敷すごすぎだろ!





コンコンコン

シルフィがドアをノックし声をかける。

「お父様、お母様、ただいま帰りました。」

「お!帰ってきたか!開いておるぞ!」

部屋の中から声がしてきた。シルフィはその声と同時にドアを開けた。

「シルフィ!心配したぞ!大丈夫だったか?怪我はしてないか?」

お父さんは相当心配だったんだろうか、すごいソワソワしていた。

「お父様、落ち着いて下さい。私は大丈夫です。この方と騎士団の、方々が私を助けて下さったので。」

「ん?こやつはなんだ?」

「お父様、お母様、ご紹介します。私を助けて下さったナルカミ シン様です。」

「お、君が助けてくれたのかね。私は、グレイ・エルフィードだ。本当に感謝している。褒美は好きなものをひとつやろう。」

「い、いえ、当然のことをやったまでで褒美とか本当にいりませんよ!」

「ん、シン君は欲がないのだね。感心するね。」

俺は当然のことをしただけなので褒美なんか貰えない。

「シン君と言いましたよね?私は、ソフィア・エルフィードと言います。シン君はどこから来られたのですか?」

「えっと日本という国から来ました。」

「ニホンですか?聞いたことがありませんね。遠い国なのですか?」

「はい、とても遠い国ですね。ここまで来るのにもすごい時間がかかりました。」

まぁ、正直転生して来たので全く時間を使わなかった。

「そうでしょうね。私ですら聞いたことのない国なのですから。」





それから、色々と雑談をしながら王様たちと話していた。

だけと、ずっと俺の横でシルフィは黙っていた。

どうしたんだろう?

「お、お父様、お母様、お願いがあります。」

うわ!びっくりした。

ずっと黙っていたシルフィが急に顔を上げ、お願いがあると両親に向かって言った。

「ん?どうしたんだい、シルフィ」

「お父様、お母様、私は、シン様と結婚がしたいです!!!」




ん、今なんて?

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