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俺の能力のことを話してみた

鳴神 真


16歳


Lv10


人間族


HP3800


MP3100


攻撃力3600


防御力3200


俊敏性3500


知力3000


【称号】

なし


【魔法】

火魔法 初級 中級

土魔法 初級 中級 上級


【スキル】

なし


 これが、偽装したステータスだ。

 【称号》と【スキル】をなしにしたのには、理由がある。それは、普通、【称号】と【スキル】はごく稀の人しか持っていなくてひとつでもあればその人は凄い有名人になるというのだ。

「うん、この強さならまぁ、上級ゴブリン位は余裕だろう。シン君、気をつけるんだよ。もしコレが偽装しているのがバレ、本来のステータスが見られるようなことがあれば、君は世界中を敵に回さなくてはならない。流石に、そんな危ないところにシルフィを行かせたくないからな。」

「はい!十分注意します!」

 なんかもう、俺とシルフィの結婚が約束されたみたいだな。まぁ、シルフィは可愛いからいいけど。

「それよりも、シン君、君、【スキル】に《心眼》があるではないか。これでシルフィの本心を見ればよかっただろう?」

「あ、そ、それはえーっと。」

 もう、この人たちなら言ってもいいのかな。《心眼》で見てもとても信頼できる人だし。

「今から、話すことは決して誰にも言わないでくださいね。」

「ん?あ、ああ、分かっか。」

「皆さんもですよ?」

「「「分かりました!」」」

「では話しましょう。私には特殊な能力があるのです。それは、【魔法】や【スキル】を詳しく聞いたり、実際に使用しているところを見たり、本とかで読んだりしたらその【魔法】や【スキル】が手に入るのです。」

 俺が話を終えると、みんなはなんか唖然としていた。

「そ、それは本当なのかい?」

「ええ、本当ですよ。実際、今さっき《心眼》のスキルが身についたところなのです。」

「それもそうだな。・・・分かった信じよう。それとこの話は絶対に誰にも話してはならない。もし、バレたら世界中の人達が君を利用しようとするだろう。」

 はは、また世界中からかよ。

「すまないな。君一人くらい私たちが守ってやりたいのだが、流石に、世界中となると私たちではどうにも出来ない。本当にすまない。」

 そう言ってグレイさんはとても悔しそうな顔をした。

「いえ、別に構いませんよ。これは私の問題なのですから。あなた方に迷惑をかけたくありませんからね。もし、この力がバレたら、私は1人で山奥にでも住みますよ。」

「そ!そんな!私を置いていかないでほしいです!」

 俺が1人で暮らすと言うと、シルフィが、凄い悲しい顔をして見つめてきた。

「俺だってシルフィと一緒に暮らしたいよ。でも、もしこの力がバレたら世界中から狙われるんだ。その時に、シルフィに何かあれば俺は、絶対に後悔する。だから、シルフィと一緒に過ごすことは出来ない。」

「そ、そんな。」

 シルフィが、めちゃくちゃ落ち込んでいる。

「だけどね、シルフィ、バレなきゃいいんだよ、バレなきゃね!」

「は、はい!そうですね!バレなかったら問題ありませんからね!」

 そう言うとシルフィの顔はまた元気を取り戻していた。よかった。

「シン君、これだけは言っておくよ。私たちは君を利用したりはしないから安心してくれ。」

「分かっていますよ。俺もあなた方に迷惑をかけないよう努力します。」

「ところで、シン君、シルフィを《心眼》で見た結果どうだったんだい?もし、君にとってシルフィがとても信頼できる人ならば今すぐにでも婚約をして欲しいのだが?」

「はい、俺がシルフィを《心眼》で見てもとても信頼できる人物だということが分かりました。」

「なら、婚約して欲しいのだが?」

「ですが、先程も言った通りもう少し時間が欲しいのです。もうちょっと二人の間を深めておきたいのです。」

「分かった、それなら仕方ないな。」

「ですが、婚約者(仮)なら、別にいいですよ。」

「そ、そうか!なら、そうしよう!」

 グレイさんはすごい喜んでいて、シルフィは、潤んだ目で俺を見つめてくる。

「あなた、そろそろ遅いからもう寝ましょ。シン君も疲れていると思うし。」

「それもそうだな。よし、今日はもう寝よう。」

 そう言ってみんなは部屋から出ていく。

 俺も部屋から出て行き、自分の部屋に戻った。そして、すぐにベッドに行き、すぐに寝た。

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