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家電戦争 《Appliance War》  作者: 黒川 想流
炎怒編 (前編)
3/26

3話 いつもと変わらない日常?

今回はバトル無しの日常回です。ちなみに彼らはもちろん遅刻でした。

学校で今までと同じように授業を受けていたが、どうしてもこの力の事が気になってしまう。


一体何故発現したのか、何が原因なのか、涼は何故水なのか…


など考えていると手から炎が少し出た。


それに驚き「うぁっ!」と情けない声を出すと皆が振り返る。


「あ、何でもないです…」と言って誤魔化すが、一部の人に不審者を見る目で見られた。


気を付けないと暴発しかねないな…


そんなこんなでいろいろ思考している内に、気付けば昼休みになっていた。


弁当はもちろん無いから購買に何か買いに行こうと思ったら、「パン買ってきたぞー」と後ろから涼の声が聞こえた。


「おう、さんきゅー」と俺は言ってパンを受け取る。


貰ったパンは焼きそばパンだった。


(パシリにしたみたいになるやないかい…)


そうツッコミたい気持ちを抑えていると、「よし、奢ったからこれで今朝の件はチャラな!」と涼は言う。


「いや、俺の命安すぎやろ!!」


抑えれなかったツッコミ魂が勝手に俺を喋らせる。


「ナイスツッコミ!」と涼は拍手しながら言ってくる。


「いやいや、涼さんのボケが良いからですよ」と俺は謙遜した。


すると涼は急に真面目な顔をし、「冗談はこれくらいにして、あの力の事だけどさ…」と小声で話す。


涼もやはり気になっているようだ。


「あぁ… さっきも授業中に炎が出て焦ったよ…」


「俺もさぁ、さっきノート書いてたら手から水が出てきてさ、びしょ濡れのノート持って『よだれがやばいわー』なんて言って誤魔化したんだよなぁ…」


その誤魔化し方だと結局やばいと思うけどな…


「災難だな…」と俺は同情する。


「本当どうにかしないとな…」と涼は首を傾げつつ言う。


ここで俺は自分の推測を聞いてもらいたかったから「いろいろ考えたんだけど聞いてくれるか?」と涼に聞く。


「あぁ、言ってみてくれ」と涼はすんなり受け入れてくれた。


「まず、あの異常事態が起きた時間だ。 俺は着替えて飯食おうとしてたから恐らく7時になるくらいの時間なはず。お前は?」


とまず質問も入れて改めて考える。


「俺も6時50分くらいから風呂入ってて、ちょっとした時だったからそれくらいなはず。」


時間帯は同じか…


「んで、何をしていたか、だ。 俺はパンを焼こうとオーブンを触ったときだった。お前は風呂に入ってたんだよな?」と確認で聞く。


「あぁ、朝風呂最高だぜ?」と言われたが「そんな事は聞いてない」と軽く受け流す。


「オーブンの熱、風呂の水、おそらくそれが俺達の能力の分かれた理由だ。そして発現時間は7時。今分かってるのはそれくらいだな…」と自分の中で分かっている限りの事を言った。


すると、涼は「後は髪色だ。 俺は風呂で溺れた時に髪色が青色に染まった。」と言ってきた。


「えっ!? それ染めたんじゃねぇの!?ってか俺も赤色になってる!!」と俺は今更気付く。


「気付いてなかったのかよ!すげぇな!」


涼は呆れ半分に驚いた。


「まあ、それにしても情報はこれだけか…」


涼は続けて言う。


情報を集めるにはどうするべきか…。 ん?


「待てよ、俺達以外にこんな事が起きてるやつ居ないのか?」と俺は思ったことを言ってみるが、


「居ないんじゃないか? 居たらもっと俺達みたいな不審なやつが居るだろ?」と涼に言われ確かに、と納得する。


「ってかさ、この能力に名前付けたくね?」と涼はいきなり謎の提案をしてきた。


「名前か?」と俺は聞き返す。


「俺が考えてるのはこの能力自体の事を家電能力<アプライアンススキル>と呼んで、持ってる俺達の事は家電能力者<アプライアンサー>で俺自身の能力はバスプラッシュだ!」と涼は自信満々に言う。


「まぁ、良いんじゃねぇの? それで」


特に気にしてなかった俺は適当に賛成しておいた。


ってかこいつそんな事考えてたのか。


「お前のは?」と涼は期待しているような目をして聞いてくる。


「俺は…そうだな…レイジングオーバーかな」


炎怒という名前をつけた親の子なだけあって、中二病感が凄いが、まあいいだろう…


その瞬間、話し合いを遮るようにチャイムが鳴り響いた。


「んじゃ戻るわ!」と涼は少し手をあげ言った。


「うぃー」と後姿の涼に適当に返しつつ、俺は次の授業の準備をした。



炎怒の能力名は「レイジングオーバー」この名前にはネタバレになるかもしれませんが、意味があります。ちなみに涼のバスプラッシュは特に意味ありません^q^


次回は不良少女と出会います。

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