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倒錯的変態に愛されて

作者: 愛内小夜

連載がなかなか進まないので浮気してしまいました。

燃えるようなルビー色の髪。紅蓮みたいだと言われるだけあって派手な天パを長めに流している。

対照的に眼は鮮やかなエメラルド・グリーン・・・。

これだけでも充分すぎるほど派手なのに、顔のパーツのどれをとっても嫌味たらしい。

切れ長でつり上がった眼、スッと通った鼻筋は高く、口は大きいが薄い。

ヤンチャしてたくせに肌は石膏像みたいに滑らかで、顎スジは役者みたいにサッパリしている。

それに加えてこの体型。

背は180cmをゆうに超えているし、細マッチョな身体の腹は割れている・らしい。(こればっかりは何年も見てないから噂だけど)


「・・・あの~、マリーさん?視姦するのはいいけど、目付きが鋭すぎるよ?」

などとヘラヘラ笑いおった!

怒りのあまり握る筆が手の中でミシリと悲鳴をあげたので、慌てて力を抜く。

ふ~、危なかった。こんな奴の所為で商売道具を壊すところだった。

「うるさいな、ガタガタ言うんじゃない。モデルは黙って立ってればいいのだよ。」

いっそのこと「ケッ」までつけてやりたかったが、一応雇い主(一時的ではあるが)みたいなものなのでやめておく。

「それにも一言物申したいんだけどね。何で「立ち」なの?長時間ポーズとるなら絶対座るほうが楽だよね?」

秀麗な目元を寄せて苦言を呈してくる。生意気な。

「誰がお前と長時間居ると言った?デッサンの時だけでいい。その後は出入り禁止。それに、いかにも「英雄」らしく雄々しく描いて欲しいって注文を受けたと思ったが?」

「それはそうなんだけどさ・・・ってか、最初だけ?あとは来ちゃ駄目なの?モデル居たほうが絶対いいよね?」

鼻息荒いぞ。鬱陶しい奴め。

「いらん。集中力が落ちる。出入り禁止。」

「マリーって、コミュニケーション能力進歩ないよね。片言だし・・・。」

「・・・・・・(怒)」

「あ、嘘。怒った?嘘だよ可愛いマリー。ね、ねぇこっち向いて!」


・・・・・・・・・。

・・・・・・。


なぜこんな苦行を強いられなければならないのか。走馬灯のように頭に過ぎった消し去りたい過去を説明しよう。

私はメアリーローズ。これでも父は子爵の位を拝す貴族の端くれだ。

しかしまぁ判るだろうけど、貴族と言っても偶に顔つなぎの為の夜会に出るのが憂鬱な程度に裕福ではない。

近頃は商人が幅を利かせて来ていて、貴族よりよっぽど流行のいい品を身に付けている。

近い未来身分制度が瓦解するだろうと言われているが、真っ先に淘汰されていくことが予想に容易い。

幼い頃はそんなこと知らなくて教養として習っていた絵画に夢中になっていたが、物心ついてからは「このままじゃマズイ」と、何とか自分の食い扶持だけでも稼がなくてはと「売る為」の絵を描き始めた。

貴族子女の描く絵は物珍しいので細々しいものだが月に何点か売れていた。

しかし近年マズさがいやましてきた。

「嫁入り」だ。

元々美人でないのに加えて、家計のためにしてきた絵描きが「貴族らしくない」ということで、求婚してくるのは超貧乏男爵家の長男とか、愛人溢れる油ギッシュ中年伯爵とか、貴族に取り入りたい商人しかいなかったことだ。

幸い、両親は結婚を無理強いしなかったが、家計が苦しいのは目に見えている。

この上弟にお嫁さんがきたら(この家に来てくれる奇特な女性が居れば)、Oh,OJAMAMUSHI!

なんとか独り立ちしないと・・・!こうして追い詰められた私はこの蜘蛛の罠に嵌ったというわけだ。

後から見れば、だが。


コイツとの付き合いはもう10年を超える。正確に言えば近年5年ほど「世界を救う」旅に出ていたそうなので、空白期間があるわけだが。

古式ゆかしい伯爵家の次男坊で名はラプラス。子供の頃から派手だったコイツとは当然そんなに親しくなかった。ただ帝都での邸が同じエリアにあったというそれだけ。

私が静かに絵を描いていた時、弟と遊んでいた奴のボールが窓を突き破って絵に直撃するという恐怖を味わったのはトラウマになっていて、以来窓から死角になる場所でしか落ち着いて描く事ができない。

平謝りしてきて以来、いつも機嫌を取るようにしてくるのがウザかった。

ウチより爵位が高いんだから一言謝って終わらせればいいだけなのに・・・。

居心地が悪くなってしまうので、コイツが来るとアトリエに引きこもった。


そうしてその内コイツは「英雄」になった。

なんでもある日神にお祈りしていた時(本当だろうか?)啓示を受けたらしい。

当時世間を騒がせていた各地の集中豪雨や火山爆発や台風などは地核に巨大な岩?が変なところに留まり、地軸が不安定になったせいだとか・・・(色々ニュースで流れているけど難しくてよく判らなかった)。そこで5年がかりの国家プロジェクトで岩?を無事取り除き、地軸の安定と災害の終息を見届けて漸く帰ってきたらしい。

コイツは「神の声」を聞ける聖人であり、「世界を救った」英雄というわけだ。

以来単なる伯爵家の次男坊から聖人・英雄・辺境伯(普通だったら騎士らしいけど、功績の大きさから特別に叙勲されたらしい)となった。

怖ろしい世の中になったもんだとニュースを見ながら嘆いていた所に、帝宮からの使者がきたというわけだ。

曰く、「英雄の御指名によりメアリーローズ子爵令嬢に肖像画をお願いしたい。」と。

そして冒頭に戻る。



デッサンができてから即追い出したが、やはり奴はそれなりに忙しいらしい。

「絶対毎日観に来るから!」とほざいていた割には3日しても帝宮内の片隅にあるアトリエには来なかった。

しかし毎朝アトリエに届けられるニュースには「英雄殿」のトピックスからコラムまで載っており、どんな毎日を送っているのか手に取るように判る(ように書かれている)。

プライドのために言っておくが断じて寂しかったわけじゃない。

帝宮などという貴族であっても自分のようなほぼ庶民にとって敷居の高い場所に、誰も知っている人が居ない中で3日間も一人黙々と作業していれば薄ら寒い気持ちにもなるというものだ。


漸く本格的に色をのせ始めたパレットには普段なら使わないような色が乗っている。

「・・・カラフル。」

ぽそりと独り言を言った時(怖ろしいことに、人は一人になると口が緩むらしい)、真後ろから答えが返ってきた。

「うん、そうだね。マリーはいっつもパステルカラーがメインだもんね。」

いつの間にか奴が後ろに立ち、邪魔にならないように後ろで括っていた私の髪を一房掴んでいて、顔に近づけていた。

「マリーみたいに・・・。」

匂いを嗅ごうとしたのか口付けようとしたのか・・・どちらにしても駄目だし、近いわ!

「黙って後ろに立つな!何してるんだこんなトコで。忙しいのだろ?」

髪を引っ手繰って睨む。

ラプラスは喉で笑い、まだあまり色のついてない肖像画を見る。

「柔らかい色の髪も玻璃玉みたいな瞳もお人形みたいで美しいよね。」


---美しいという言葉を素で言える人は少ないと思う。


一言で言ってしまえば私はパッとしない。

背中の中ほどまである薄い金髪は少しくすんでいて金というよりクリーム色だし、コシが強すぎて巻いてもすぐに取れてしまう。

ブルーグレイの眼はブルー成分が微か過ぎて殆どグレイだ。瞳孔が悪目立ちする薄さで、確かに人形めいていて気に入っているとは言い難い。

これで容貌が整っていれば「お人形さんみたい」になれたかもしれないが、生憎良くも悪くも普通の顔である。腹7~8分目で留めている為、太ってはいないが逆に出ていて欲しいところがささやか過ぎて泣ける。更に残念なことに小柄な母に似て女性の平均身長まで遠く及ばない。

この歳にもなれば慣れ親しんだ我が身であるので、嫌いとは言わない。

だが評価して欲しいところはちゃんとケアして傷みの無い艶やかな髪と、保湿にだけは気を使っている吹き出物もソバカスもないなめらかな肌だ。・・・別にコイツに値踏みされたくは無いが。


「ソレハドウモアリガトウ。モデルは居なくて結構。今日は教皇との食事会があるんじゃないの?」

おっといけない、棒読みになってしまった。

「なんで知ってるの?・・・あぁ、取材されたっけ。気にしてくれてるんだ。」

嬉しそうな笑顔は無邪気で同い年には思えない。反論しても疲れそうなので止めておいた。

無視して色を乗せようとすると手元を覗き込んできた。邪魔だなぁ。

「俺の瞳ってそんな色?」

お、ケチつけてきた。カッチーン。

「出来てからのお楽しみ!邪魔するなら・・・」

・・・・・・近すぎるだろオイ。

さっきよりも接近して少し屈んでいるラプラスとの鼻先距離は15cm程になっていた。

「モデル居なくていいって言える程俺のこと覚えてくれてる?---ローズ。」

最後に、低く囁くように艶めかしい声で呼ばれてギクリとする。

・・・そういえばコイツ、旅に出る少し前から他の人の前では皆と同じように「マリー」って呼ぶくせに、二人きりになると(そんな機会は滅多に無かったが)意味深に「ローズ」って呼ぶようになってた。

それが何だか少し怖くて、大人に片足踏み入れてたし、余計に避けるようになったんだった。

今まで忘れてたけど・・・。

「っ、覚えてるよ。だから幼馴染の私を指名したんでしょ?」

顔を逸らそうとして・・・出来なかった。顎を(レディーの顎を!?)掴まれて固定された。

「ちゃんと見て。5年も会ってなかったんだから、変わってるところもあるでしょう?・・・ほら。」

もう片方の手で私の手を取り、自分の胸に誘導する。

「筋肉ついたでしょう?いい画家は骨格から描くっていうし・・・もっと触って確かめてもいいよ・・・

グイーッ

「いたた!??」

ざまあみろ。皮膚を掴んで90度回転してやった。

「淑女に対するセクハラ許すまじ!!アトリエの出入り禁止を命ずる!出てけーー!!」

グイグイと背中を押してアトリエから追い出し、鍵をかけた。

「酷いよマリー!マリーの画力向上のために身を捧げたっていうのに・・・」

扉を叩きながら訴えているが無視を決め込んでいたら諦めたようだった。

酷いのはどっちだ。・・・あー、顔アツっ。最近は弟との会話だってほぼゼロというほど同年代の男性と関わりなかったってのに。


次の日、聖人殿と教皇の握手写真が載ったニュースをコーヒー片手に読んだ。

何でも次の記念祭ミサで聖人殿が説教垂れるらしい。素人同然の奴にやらせていいんだろうか?

それから英雄殿の1週間の行動予定表が載っていたけど、癪にさわったので意地で一語も見ないようにした。


それから更に2日立ち、描き始めてから1週間であともう少しというところまで来た。

自分にしては早目のペースだった。絵描きしかしないで集中してればこんなものかもしれないが。あとは服の刺繍や模様など細かいところを残すばかりだ。

そうすればもうおしまい。

帝宮を辞して邸に帰る。

そして無心で描き続けたが故に決心したことを実行しよう。


今日中に仕上げてしまおうと、明日になったら決心が鈍ってしまいそうで晩餐の後も描き続けた。

ランプの明かりは頼りなかったがどうにか描き、筆を置いた。

自分にしてはよく描けたと思う。しかし、駄目だと思った。

英雄としての雄々しさも、聖人としての神々しさも表現出来てない。

例え自分がラプラスにそれを感じなかったとしてもそう描かなければならなかったのに・・・。

所詮趣味に毛が生えたようなレベルでは無理だったのだ。


そこに描かれていたのは尊大で自身満々な、しかしどこまでも優しい只の男だった。


やはり、絵で生計を立てて一人で生きていくなんて無謀だった。

適当な(我慢できるレベルの)男と結婚して、幸せでなくてもいいから淡々と日々暮らせるようにしよう。

「英雄の肖像」は明日謝って当然報酬も辞退してプロを雇ってもらおう。

フゥと長目の息を吐き、割り当てられている寝所に戻ろうとした時、鼻面に衝撃が走った。

「ピギッッ!!」

「あぁ、やっと俺の胸に飛び込んできてくれたね。もう放さないよ。」

ギュッとそのまま抱きしめられ(拘束ともいう)後頭部も抑えられて顔が不審者の胸に押し付けられる。

暖かな胸は熱く石鹸のいい香りがして、風呂上りだということが推測された。

「ラプラス・・・アトリエ出禁っていったでしょ。(怒)」

押さえつけられてる所為でくぐもった声しか出ず、その主張は無視された。

「出来たんだ。思った通りとてもいい絵だね。」

その声は満足気にさえ聞こえた。

途端に身体中がカッと熱くなる。自分が気に入らないものを他人に褒められることほど嫌なことはない。

「嘘言わなくていい!こんなの全然駄目だってわかってるから!」

やばい、体液がちょちょぎれてきた。

「何が駄目なの?」

穏やかで優しい声で聞きながら頭を撫でてくる。子ども扱いするな!

「英雄っぽくないし、」

「ローズにはそう見えてないんだから仕方ないよね。」

「聖人っぽくない。」

「事実そうじゃないんだから仕方ないよね。」

イラッとした。

「そうじゃなくて、そう描きたいのに描けないから・・・!」

いつの間にかエメラルド・グリーンが至近距離で煌いてた。

「うん。でもそれはきっと誰でも描けるよ。」

描けないっていってるじゃないか!あぁぁとうとう体液が決壊した。頬がスースーする。

「・・・・・・。」

「でも、この表情かおはローズにしか描けない。」

「・・・?」

さっきよりもっと近づいた。けど何を言いたいのか判らなくて、それに気を取られて気付かなかった。(一生の不覚!)

「骨格は今の俺だけど、5年くらい前なら確かにこんな表情してたかな?・・・けど、」

ラプラスの眼が怪しく光った。

「今の俺をちゃんと見てって言ったでしょ?」

気が付けばランプの仄かな灯りでも紅蓮に燃える髪が私の頬に触れていた。

「ねぇ、今の俺は、どんなカオしてる?」

奴の欲望が滴り落ちそうなエメラルド・グリーンには恐怖の目をした私が映りこんでいる。


・・・・・・発情した雄犬の面をしている。


正直に言ったが最後、捕って喰われると本能的に察した私は急激な眩暈に晒されながらも、一打逆転サヨナラホームランな一言を脳ミソかっぽじって探した。

「フフっ、タイムオーバー。」

雄犬からずる賢い猫へと変化した目を細め、私の頬を闊歩していた体液を舐めとった。

「dhぬいうぇv;お・・・!!?(訳;時間制限なんてなかったじゃないか、ズルイぞ!ってか人を許可無く舐めるなー!!(怒)」

「アレ、お気に召さなかった?ごめんごめん、こっちだったね。」

もう一度ポンポンと優しく頭を撫でた後ラプラスの片手は私の腰を、もう一方は頬を固定して(拘束とも言う)上を向かせ、優しく私の唇をついばんだ後喰らった。



---そうして私は不適当な(ギリギリ我慢できないレベルの)男と結婚して、好きな時に絵を描ける幸せで波乱万丈な日々を辺境で送る破目になった。


~後日談~


「・・・あの時毎日来るって言ってたのに来なかったじゃないか。」

「毎晩行ってたよ。ローズの寝所に・・・フフッ、ローズったら寝顔可愛すぎて、また啓示得ちゃうところだったな。」

「(怒)今日から寝所は別々だ!・・・ところで、本当に神に祈っている時に啓示があったのか?」

「う~ん、答えが悩ましいところだね。」

「どういうことだ?」

「(貴族の義務だから)教会に祈りには行ったけどね。考えてたのはローズのあーんな姿とか、どうすればローズと結婚できるかとかしか考えてなかったんだけど、もしかして尊敬されるようなことすれば好きになってくれるかと思って・・・。」

「前半の言動は悪魔に頼んでお前のソレと引き換えに記憶を消してもらおう。」

「ひ、ヒドイ。そんなことしたら俺の愛しい清らかなローズをナカから汚せなくなっちゃうじゃないか・・・涙。」

「その腐った脳ミソなど蛆虫にくれてやれ!!それでどうして災害の原因が判ったんだ!?」

「え~、そんなの少し考えれば解る事だよ。でも原因と対策を結びつけて実行する人間が居なかっただけ。」

「・・・・・・。(そんな簡単なことじゃ絶対無いと思うが、こんな悪魔みたいな奴に神の啓示があるわけがないことだけはわかった。)」

「そんでミサ中に思い立って行動を始めちゃったもんだから、皆勝手に勘違いしただけだよ。」


~後々日談~

「そもそも、どうして私なんだ!?お前そこそこもててただろう。旅から帰ってきてからは結婚するまで「抱かれたい男No.1」ずっと維持してたじゃないか!」

「え~!?ローズに好かれたくて態々5年も浪費したのに、別の女なんて本末転倒じゃないか。それに、ローズはあの辺にいた奴らの倒錯的欲望の的だったんだよ。あ~今思い出してもムカつく。・・・アレ、どうしてそんなに離れたの?」

「---なんだその倒錯的ナントカとかいうのは。おい、答える前に距離を詰めるな!」

「だってこの色素の薄い髪に瞳、滅多に感情を表さないから本当に人形みたいだったし、この華奢な身体でしょ。男にだってお人形さん遊び願望はあるんだよ?まぁ嗜虐心をそそられるのと恥らうのを見たいっての2通り居たけどね。・・・アレ?何だかお肌がザラザラになってるよ?」

「---気にするな。自分が鮫肌になることが出来ないのが唯一の心残りだ。・・・しかしその割には5年も姿を消したじゃないか。私がさっさと結婚するとは思わなかったのか?・・・べ、別に拗ねてるわけじゃないぞ!疑問を感じただけだ。」

「確かに5年は長かったよね。俺、最初の半年で持って行ったローズの写真全部ドロドロのベトベトにしちゃった。あ、でも大丈夫!定期的に仕入れるルートをすぐ確立したから。妄想でも浮気なんてしてないから安心して(笑)。そうそう、ローズの結婚情報もそのルートで仕入れて全部元から絶っておいたから大丈夫!」

「そうか・・・頼む、それは私には黙っておいてくれないか。胃痛で倒れそうだ。」

「大変だ!大丈夫、旅で仕入れたトリビアで胃痛を治してあげるから、とりあえず寝所に急ごう。」


誰かこの変態を地獄の門に放り込んでチェーンしてありったけのケルベロスを放ってくれ!!

気が向いたら濃厚版をムーンで書くかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[一言] 以前読んだ短編のブックマークをながめていて、此方らの作品に感想を送って無かった事を思い出しました。ずごくニヨニヨしながら読んでいたんです。今読み直してもやはり面白いです!この二人今後が気にな…
2014/11/13 12:55 退会済み
管理
[良い点] 恋に堕とされる様子が可愛かったです。 そして合理性に適ったシンプルな男らしさが面白いです。 [一言] 女主人公の一人称モノって、こんなに親しみやすかったのか、と思わされました。
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