初陣!ようこそ異世界
俺は角居総助17歳、いや18歳だ。蛇とかいう変な奴に急に異世界?に連れていかれて今町のど真ん中にいる。
「なんだよここ」
そう言葉をこぼすと、ふと自分の服装が学生服のままであることに気づく。
持ってるのは財布とスマホのみか、俺は何をすればいいんだ?
とりあえず俺はここから少し動くことにした。
あたりを見回すと東側にある噴水の前に看板のようなものが見えた。
看板には「ここから北に2キロ冒険者ギルド」と看板に書かれていた。
「ぎるどとか、冒険者ってなんだ?」
そう疑問に思いながらも俺は不思議と興味がわいて、冒険者ギルドに行くことにした。
歩いて20分経った頃、自分よりやや小柄で緑のマント羽織っていて顔を隠している少年が話しかけてきた。
「すみませんお兄さん、道を尋ねたくって。えっと、ここから冒険者のギルドってどの方向にいったらよいんでしょうか?」
自信なさげに少年は言う。
「こっから北に10分くらいだと思う、良かったら一緒に行こうか?」
少年は嬉しそうなそうな顔をして、ぺこりと一礼した。
「君に聞きたいことがあるんだ」
少年は嬉しそうな声で何でしょう?と聞き返した。
「冒険者とかギルドってのは何なんだ?」
少年は一瞬難しい顔をして、こう言った。
「冒険者は、その名の通りこの世界を旅する冒険家。だけどただふらふらと生きていてもお金にはならない、そこで生まれたのがギルドです。」
「ギルド側は依頼をだして冒険者側はその依頼を忠実にこなす、そしてギルド側はその成果に見合った報酬を提供する。そういう仕組みなんですよ」
そう少年が話していると、どこからか甲高い女性の悲鳴が聞こえた。
「誰か助けて、魔物が!」
俺はいてもたってもいられなくなって
「ちょっとお兄さん!?」
「ギルドは北にもう少し行ったらあると思う、俺は今用事ができた。」
総助は、「またどこかで」というと声の聞こえたほうへ、走っていった。
「大丈夫かっ?あれはいったい?」
そこには人型の異形の化け物がいた。見た目は犬のように口が大きく目が赤い、両手の大きな爪は簡単に人を刺し殺せるほどの鋭さで、今にも倒れこんだ女性を襲おうとしてる。
「誰か私の妻を救ってはくれませんか?」
男が助け求める声が聞こえると総助は男の前を素通りし、真っすぐ化け物に向かった
「やめろっ」
俺はそう言いながら化け物に突進した。
その衝撃で化け物は転がり、俺を睨んだ。どうやら今度は俺を標的にしたようだ。
「あんたは逃げろ、どうやらあいつは俺のほうがイイらしい」
「ありがとう」
と女性が言うと
「早く逃げるぞ」
と男が手を引いて二人は逃げた。
「よし、逃げたな。さあ来い化け物!」
化け物がすごい勢い向かってきて総助にぶつかる。総助は吹き飛ばされ、地面で嘔吐いていた。
化け物は、建物を壊しながら総助の元へ向かってくる
「ああそうかい、そんなに俺を喰いたいか。それとも単に暴れたいか知らないが、あんたにはここでやられてもらおう」
そういってみたはいいものの、俺にはあの化け物をやっつけられるだけの力なんてない、どうすれば...
だけど俺は、誰かが傷ついていくのを黙って見ているだけなんて嫌だ。それに死にたくもない
そう決心すると、俺は飛び出し異形の化け物に殴りを顔に数発叩き込んだ。
「硬い、もっと強い武器か何かあれば...こっ、これはっ!」
殴った痛みで少しよろけていると、振り回せそうな大きさの木材があったこれがあれば。
「覚悟しろよ、ワンコロ!!」
そういって化け物に何十発も攻撃を畳み込んだ。魔物は力尽き総助は制服を含め、全身化け物の血で覆われた。
「ソイトバァシャルォ、ミガラシャモ・・・サリミガラシャモ」
そう言って化け物は倒れた。
「やれた・・・のか?疲れたああ」
そうして俺は異世界初の戦い&初の勝利をし、一件落着。と思いきや
「兄ちゃんねえ、人を助けるのはいいけどよお、うちの木材血まみれにしちゃダメじゃろうて」
と大工さんにちょっぴり叱られた。
それから約15分後...
ちょっぴり長い説教を聞いた後、俺はようやく冒険者ギルドに着いた。
ガチャっと扉を開けると、どこか怪しげな雰囲気の大きく開けたロビーがあった。
受付には、まるでホテルの従業員のような立ち姿の男がいた。
あの子の姿が見えない、もうどこかへ行ってしまったのか?そう考えていると
「ようこそ冒険者ギルドへ、用件は何でしょうか」
と少し疲れた声で受付に居た男は言った。
「ここが冒険者ギルドか、なあここってどこだ?なんて国のなんて町だ?」
男はため息をついた
「また・・・ですか。あなたもしかして、私にいたずらでもしてるんじゃありませんよね?」
「はあ?なんであんたに嘘つかなきゃいけないんだ、それにまたってなんだよ?」
「あなたの前に同じようなことを聞いた人が二人いたんですよ」
もしかして今の俺と同じ感じの人か?いやまだ断定はできないか。
「俺はそいつらの事を知らない。俺は今どこにいるかが知りたい」
「なら聞いてください、一度しかいいませんからね。ここはアイテラガという国のリーエレという街です。あなたもどうせ、冒険者登録をしたいんでしょう?」
とうろくってなんだ?いやここは乗ったほうがいい俺の感がそう言ってる。
「そうなんですよお、その、登録ってのをしたくて」
「ではお代として250ラトをいただきます。」
「えっと、ラトってなんだお金か?ならあるぜ、ほら250円」
男はイライラしているのか、舌打ちをしながらため息をついている。
「ラトです貨幣です。あなたもお金がないんですか?まったく今日は本当についてない。お金がないなら登録はできかねます。」
250円じゃダメか、でも登録ってのがこの先、役に立ちそうな気がするんだよなあ
「そこを何とか、そうだこの機械いりませんか?」
そういって俺はスマホを取り出した。
男は首をかしげると、
「機械?この板が?確かに機械なら登録するための交換としてなら良いですが...」
「本当か?ならこれで登録頼む」
そうすると男はわかったといって、受付の裏へと消えってった。
少しだけもったいないとも思ったが、今は生きるか死ぬかの世界であることをさっきの戦闘で理解した。だったらそんなことも言ってられない。
10分経った頃だろうか裏から男が出てきて、書類などを見せてこう言った。
「まずこの書類に目を通して、それからサインと冒険者カードにフルネームをご記入いただければ、カードはそのままお渡しします。」
書類には任務で死んでも文句言うなとか、そういったことが書かれていてやはりここは、元居た世界とは違うんだなと再認識した。
「確認します。スミイソウスケ様ですね。ようこそ冒険者ギルドへ、私は受付のラクと申します。これからあなたには、様々な任務〈クエスト〉などについてもらいます。ようこそ冒険者の世界へ」
ラクにそういわれると早速任務がないか、聞いてみることにした。
「そうですね最初なら薬草の採取や弱い魔物の盗伐がおすすめです。」
魔物?もしかしてさっき戦ったあれとかがそうか?
「なら薬草取ってくるよ、ありがとうラク。それでどこに取りにいくんだ?」
「ここから南西に2キロ行ったところに正門があってそこから出られます。その先には草原や森などがあります。そこで探すのが良いでしょう」
俺はラクにありがとうと再び伝えて、その門へ行くことにした。
総助が出たのと同時に、中に入ってくる影があった。
「ようこそ冒険者ギルドへ」
とラクが言う。
そこにはこの世界には似合わない、黒に赤のラインが少し入ったのジャケットを着た男がいた。
「またあなたですか、何度も言ったようにお金がなければ」
とラクが言いかけると、ジャケットを着た男は、ふっと鼻で笑い受付に250ラリを出した。
「ちょうどですね・・・さっきまで一文無しだったのにどうして?」
ジャケットを着た男は再び、ふっと鼻で笑いこう言った。
「金を稼ぐことなど俺には造作もない、近所の食堂に頼み込み皿を洗って、今夜も働くと契約をしただけのこと」
「そっそれではこの書類に目を通して、それからここにサインを」
ラクは苦笑いで書類を渡した。
するとジャケット姿の男は書類を見ず、カードにサインをした。
「ありがとうございます。スルマ様ですね。ようこそ冒険者の世界へ」
とラクがいお決まりの言葉を言うと、
「ここの施設には清掃員の一人でもいないのか?血生臭いぞ、その金で清掃員でも雇ったらどうだ。」
ラクが少し前にいた客のせいだという前に、スルマはギルドから出て行った。
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「門が見えてきたな~」
俺は今、門の外に出て任務〈クエスト〉ってのをやりに行く途中だ。
「止まれ。お前、外に出たいなら証明書を出せ」
証明書なんて持ってないと言おうとしたがあることを思い出した、冒険者カードだ。
「これでいけるか?」
「冒険者スミイよしわかった、通れ。」
やっぱり手に入れて正解だったな冒険者カード、薬草はヒール草ってのを20本とればいいんだな。余裕余裕なんて思っていた、この時までは。
2時間後...
俺はこのクエストを受けたことをすごく後悔している理由は明確だ、ヒール草が全然ない。町に近い草原には一本たりとも生えてなく、俺は町から少し離れた山に行くことにした。
「ようやく20本だ、疲れたあ」
俺は山でヒール草採集に勤しんでいた、あたりはもうだいぶ暗くなっている。必要数も集まったし帰ろうとしたその時だった。
「グルラアア!!」
と、オオカミのような魔物が何十匹も俺を囲むようにして俺を威嚇している。
「まじかよ」
オオカミのような魔物は、綺麗なまるで硝子のような目で俺をじっと見ていた。
追記1月2日若干の修正をしました。




