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異世界乱世
『乱世』それが表す世界はまさしく混迷。
人が生き、他人と生きていくことを選んだのならば人は戦い続けるのであろう。
そして争いの中に零れ落ちる一粒の雨を踏みつぶし、世界が悲しみにあふれて終わるまでそれは続く。
皆が求めるソレの為に。
人は栄光を掴めるのか
人はその苦しみを背負えるのか
彼らにもまだわからない。だが、この世界の先を見れば自ずと解る。
この世界にいる意味を、この世界で戦い続けることの意味を。
神は見ていない。
数多の勢力は戦う。
人、魔物、獣人・・・
各陣営が争うさまは、まさに群雄割拠
ここに生ける者達が求める者は一つ。
世界の中央に現れた〈ユグドラシル〉から実った金に光るソレの為に、そのためだけに戦う。
争いがない世界から一変し、誰もが傷つけあう。
それはまるで世界が異なるようであった。
彼らは争いがなかった世界ではなく、争う異世界で生きる。
それはまるで、戦うために生きる姿そのものだった。
名誉、力、世界、果実、その全てを掴むのは果たして人間なのか、それとも・・・




