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第18話 魔物討伐7

俺はシエラを連れて魔族の目の前に転移しとりあえずシエラに防御魔法をかけた。


「!!」


俺たちがいきなり目の前に現れたことで魔族が少し驚いたような表情を見せる。


「シエラ、防御魔法は掛けたが念のため俺のそばから離れるなよ」


俺の防御魔法は並みの魔族程度なら破れないと思うが念のためシエラに指示を出しておく。


「分かったわ。」


シエラが返事した途端魔族がいた方向から斬撃が飛んできた。

俺はその斬撃を防御魔法で防ぎ魔族に質問することにする。


「お前、なぜこんな場所に居る?魔族は魔王の幹部によって魔王城に招集されたんじゃなかったのか?」


この質問の回答を目の前にいる魔族が答える。


「本当は極秘事項なんだがどうせお前らはここで死ぬんだから特別に教えてやるよ。お前が言ったように俺たちは世界最強の剣士が魔王城に進行してきたせいで魔王様直属の幹部に招集された。あいつのせいでたくさんの魔族が死んだが圧倒的な魔族の数と魔王様の力であの剣士を倒すことが出来た。このことを受けて魔王様は人間が成長する前に滅ぼすべきだと考えたのだろうな。俺たち魔族に今の人間の戦力を調査して来いと命令が下った。あと10年いや、4年後には魔王軍が全精力を掛けてお前ら人間を滅ぼすから覚悟しておけよ。」


なるほどそういう事か。

目の前にいる魔族が馬鹿で助かった。

4年後ということは俺が魔法学院を卒業して約1年の猶予がある。

俺が魔法学院に入学した理由は友達作りだが、たった今新たな目標が出来た。

俺が選んだ魔法学院の一部の生徒の魔法レベルを高め4年後の魔王軍の侵攻を阻止する。


そうしなければ人類が滅びてしまう。

さすがに俺一人では魔王軍の侵攻を止めることは難しいだろう。

俺は少し思考を巡らせ一通り計画を立てとりあえずは目の前の戦闘に集中することにする。


「情報ありがとな。お前のおかげでなんとか対策立てられそうだ。」


俺がそう言った途端目の前にいる魔族が森中に響き渡るような声量で笑い始めた。


「馬鹿か、どうやってこの情報を伝えに行く。まさか俺がお前たちを見逃すと思ってるのか」


そういって魔族は戦闘態勢に入った。

魔族が手のひらをこちらに向けてきた途端先ほどの斬撃とは比べ物にならない速さと硬度を持つ斬撃が向かってくる。

この斬撃を見てシエラは怯えているが俺はそれを防御魔法を使い難なく止めた。


「なかなかやるな。なら、これならどうだ!!」


魔族は斬撃に魔力を大量に乗せて俺の防御魔法を破ろうとしてくる。

さすが魔族だな。

魔物ならこのような発想にはならなかったはずだ。

俺はこの魔族の行動に感心しながらシエラに声を掛ける。


「なあ、シエラこの斬撃見えるか?」


「うーん、残像なら見えるけどほとんど見えないわ」


「じゃあ、目で追うんじゃなくて魔力で見てみろ」


「魔力で見るって?」


シエラは俺が言った意味が分からなかったのか困惑している。


「そのままの意味だ。俺でもこの速度の斬撃を目で追うことが出来ない。だが、魔力で見れば斬撃の軌道が予測できる。まあ、探知魔法を使うときの感覚に近いかもな」


俺がアドバイスするとシエラは目を瞑り集中する。

俺と同程度の魔力操作が出来るシエラならこの程度のことはすぐに出来るようになるだろう。


「見えたわ!!てか、ノアはこの斬撃を今も防御魔法で受け止めてるってこと!!」


どうやら出来たらしい。

シエラは自分が1歩魔術師として成長したことよりも俺が今現在も魔族の斬撃を受け止めていることに驚いているようだ。


「まあ、この程度の魔法なら余裕だ。いずれはシエラにもこのくらい出来るようになってもらうからな」


「私に出来るかしら?」


「ああ、卒業まではあと3年間もあるんだ。俺が直々に教えてやるよ」


俺たちが話していると魔族の余裕がなくなったのかとうとう本気を出すようだ。

魔族から大量の魔力が放出されているのが分かる。


「お前、制限を解除する気か?」


「ああ、お前が強い事は認める。だが、魔族のプライドに掛けて命に代えてでもお前を殺してやるよ」


そう言った途端魔族の体は変形していき羽が生え鱗が出てきてまるで人型のドラゴンのような姿になった。


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