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第15話 魔物討伐4

訓練場に到着した俺とシエラはさっそく魔法の訓練を始めた。


「まずは火の魔法の訓練からだ。とりあえずあの的に打ってみてくれ」


俺がそう指示を出すとシエラはファイヤーボールを放った。


シエラが放ったファイヤーボールは学生にしては十分といえるほどの威力だがここにいる魔術師に比べたら遠く及ばない。


「どうだった?」


「正直に言えば魔物を討伐するには全く威力が足りない。ゴブリンとか弱い魔物相手なら十分な威力だがゴーレムとか強い相手だったら無傷だろう。まあ、明日は弱い魔物の相手だからゆっくり訓練していこう。」


今のシエラに対する評価を俺は素直に伝えた。ちょっと上から目線だったか。


「そうね。明日はノアもいるし安心ね」


俺は頼りにされていることを実感して少しうれしくなった。


「とりあえず一つアドバイスだがファイヤーボールを打つとき火の中にシエラが考える一番硬い物が入ってるイメージをしてくれ。俺の場合はダイヤモンドをイメージしている。」


シエラは頷いて再びファイヤーボールを放った。

ファイヤーボールは的を破壊した。


「すごいわ。私がこんな威力の魔法を打てたなんて信じられない。」


嬉しそうで何よりだ。


「いい威力だ。あとは速度を上げるのと温度を上げるイメージをすればもっと威力が上がると思うぞ。」


その後一時間くらいシエラはファイヤーボールの訓練をした。

最初に比べて威力も速度も格段に上がった。

シエラには才能がある。俺はシエラが俺を超える存在になることを期待してしまった。


「そろそろ宿に戻ろう。明日は魔物討伐だし睡眠不足は魔力制御を低下させるからな。」



宿に戻りシエラと別れ後、俺は速攻で眠りについた。



次の日、俺とシエラと剣士学院の2人はザトム軍の中隊長に案内され森の中に入っていった。


「ここをまっすぐ進むとザトム軍の新人兵士がいるのでその中のリーダーの指示に従ってください。あと、ここから先はいつ魔物が襲ってくるかがわからないので常に警戒しておいてください」



中隊長はそれを言い終えてきた道を戻っていった。

きっとまだ仕事があるのだろう。



そうして森を歩き続けること数分後仮拠点のようなものが見えてきた。

俺たちが近づくと一人の男が近づいてきた。


「お前らが魔法学院と剣士学院の生徒か?俺はここの指揮官をやっているガビルだ。あまり期待してないが足手まといにだけはなるなよ」


なんだこいつ、明らかに俺たちをなめ腐っている。

俺ならこいつを一歩も動かずに消し積みに出来るというのに。

まあ、やらないけど。


「剣士学園から来ましたマルクです。よろしくお願いします」


こんな嫌な奴にマルクは下手に出ている。

きっと、剣士学院は上下関係が厳しいのだろう。


「同じくジュナです。よろしくお願いします」


マルクに続いてジュナも挨拶をした。

とりあえず揉め事は嫌だから俺も挨拶をしておこう。


「魔法学院から来ましたノアです。よろしくお願いします」


「同じくシエラです。よろしくお願いします」


全員の挨拶が終わるとガビルは今回俺たちがやることを話し始めた


作戦の内容は、剣士学院の生徒であるマルクとジュナが前線で魔物からのヘイトを買って隙があれば討伐する、魔法学院の生徒である俺とシエラは後方でマルクとジュナのサポートをするらしい。


これを大体一日3時間ほど魔物の進行が終わるまで続けるそうだ。


「大体は分かったな。早速だがこのポイントで魔物の進行を止めてこい。」


ガビルは地図を俺たちに見せながら目的地を指さした。


「3時間くらい経ったら帰って来てもいいぞ。一匹でも魔物の進行を止められなかったらただじゃ置かないからな。ほらさっさと行け。」


そういうとガビルは俺たちを睨みつけた。



ガビルに言われるがまま目的地に歩いている途中シエラが話しかけてきた。


「何なの、あの態度。立場が上だからってあんなに失礼な言い方はさすがにひどいんじゃない。」


やはりシエラはガビルの態度にご立腹だったようだ。


「それは仕方ない。剣士は上下関係がはっきりしているし、剣士学院では上級生が下級生をいじめたりするのは日常茶飯事だ。」


マルクがそういうとジュナも首をすごい勢いで縦に振った。

気の弱そうなジュナのことだ、きっと低学年の時嫌な思い出があったのだろう。


「でも、俺たちは1年生でマルクとジュナは3年生だろ。なのに、俺が敬語を使わなくても不機嫌になったりしないんだな。」


「まあな、俺もジュナも上下関係とかを気にしていないからな。まあ、俺たちみたいな考えを持つ奴は剣士学院じゃ少数派だけど。」


剣士学院も大変なんだな。

魔法学院はまだ少ししか在籍していないけど年齢で上下関係が決まりのではなく実力で決まっている気がする。

実際に3年生がシエラに敬語で話しているのを目撃したからな。

あの時は少し驚いた。

そんなことを話しながら俺たちは目的地に向かった。



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