7 魔石の魔力庫
任務は継続
ミクの魔力を濃縮
ミク。さっきの濃縮した魔力があるだろ?その魔力を元の濃度に戻す際のロスがあるのかを確認したい。
『了解です、マスター。 では先程と同様に安全に考慮した上での魔力濃度の還元を検証します』
おう。やってくれ。
『マスター。 安全範囲内での検証の結果では約99%の還元率でした』
なるほど。ふむ。
100という魔力量を濃縮すると60になり、還元すると99になるんだな。
『はい、マスター。その認識でほぼ間違い御座いません』
ん?ほぼ?ほぼって言うのはどういうことだ?
『はい。先程検証したのは安全範囲内のみの検証であり、その範囲を逸脱した場合を試していないからです』
ふむ。そう言う事か。まぁ、そこまでの検証は現状でする必要はないから、問題ないな。
さて次だ。
ミク。お前の魔力の入れ物。器、タンク、まぁ、魔力庫で良いか。
その魔力庫自体を分割することは出来るか?使用目的毎に用途別にしておきたいんだ。
『はい。分割は可能でした。但し、魔力を分割保存することになる為、その総量は分割前の最大値と同等になります』
OKわかった。じゃあ、そうだなぁ。 とりあえず、今後ももしかしたら検証する事が増えるかも知れないから、10等分に分割してくれ。
『了解しました。分割終了です。マスター』
流石俺のミクだな。仕事が早いな。うん。
ところで気になってたんだが、魔力は増加や減少はどういうルール?になっているか分かるか?
『はい。マスター。 この母体の中と言う環境下だけでのお話になりますが、減少に関しては現状不明です。増加に関しては、私が意思を持った時点から現段階まで増加しておりません。確認できた範囲内での事ですが、先程の濃縮還元の検証を実施した際の減少が確認されただけで、他に魔力量の変化は御座いません』
なるほど、了解。
となると、とりあえず分割は、濃縮6割魔力庫が1つ、濃縮前の通常のものに魔力庫5つ、念の為の
還元後のものに魔力庫1つなんかあっても嫌だし、他の3つ分はとりあえず未使用で保留だな。
『了解しました。作業を開始します。終了しました』
あいよー。
じゃあ、また、言語関係の任務、引き続きやっておいてくれ。
『了解ですマスター』
じゃあ、また眠るから。あとヨロシクな
『おやすみなさいませ。マスター』