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初戦闘3

前よりさらに長いです。

戦「さあ、最後の実験を始めようか…」


    クローズビルド!

    Are you ready?

    

万「ダメです!」

戦「変身!」

万「え?ちょっうわっ!?」

   

   ラビット!ドラゴン!

     BeThe One!

    クローズビルド!

    イェイ!イェーイ!

戦「んん?」

万「あぁん?」

戦「これって…」

万「もしかして…」

戦&万「合体しちゃったー!?」


説明書参照

「アンタが降参してくれたら、終わるわよ?」


「そう。でも残念ね…私、降参なんてしないわよ?」


「でしょうね…ま、やるなら早くやりましょう?お先にどうぞ。」


「なら、お言葉に甘えて…」

そう言うと、幼女の姿がブレる。


「『炎刀・双』」

呟くのと同時にだいたい40センチ程の炎の刀が、

私の両手のなかにそれぞれ生成される。

後ろに振り向きながら、それを左脇腹の位置で交差させる。

同時に幼女が現れ、左から槍による突きが放たれるも、

炎刀を交差させた所のため、ダメージは無い。


「へぇ。アレ、見えるんだ。」


「あんなの…遅過ぎて欠伸がでちゃうわよ?」


「言ってくれるじゃない…!」

両者の身体がブレる。そこからは純粋な槍術と、剣術の勝負が行われた。

互角…では無い。少しだが私の方が押している。


「くっ…!」

唇を噛む幼女。


「もう終わり?」

皮肉っぽく言ってみる。

すると幼女は…


「まだよ!」

そう言って距離を取る。


「『ディエス・イレ』!」

無数に襲い掛かってくる赤い弾。

それを身体を逸らして躱したり、炎刀で逸らしたりして、全て避ける。

しかし…


「なっ!?」

避けたはずの弾達が、Uターンしてこっちに来る。

幼女は何やら力でも溜めているのか、こちらを見もしない。


「ああもう!めんどくさいわねぇ!」

そう言いつつ、炎刀を解除。

『飛行』を使用し、弾から逃げつつ…


「『炎輪・攻』!」

炎の輪が、私の両手の前に1つずつ生成される。

さらに、私は右手を弾の方へ向けて、


「『紅炎・留』」

先程の『紅炎・天』の3倍はあるであろう大きさの炎の球が生成される。

しかし、それは私の手の前を離れる事無く留まり続けている。

私の方へ向かって来ていた弾は全て、紅炎に飲み込まれていく。

このまま紅炎を放とうとしたが、丁度力を溜め終えたのか、

幼女はこちらを向いて、ニヤリと笑う。


「終わりよ!『神槍 スピア・ザ・グングニル』!」

生成される槍。先程の赤い弾よりも遥かに濃い色をしたソレは、

生成されてなお輝きが増し続けている。


「『神槍』っ!?」

魔術を使う者達にとって、『神』の名を持つ魔術は特別な意味を持つ。

なにせ、『神』と名の付く魔術は世の中に7種しか無く、

それが教えられるのは限られた家名を持つ者のみなのだ。

そのため、相手が『神』の名を持つ魔術を使った時、

ソイツの名前やら何やらがおおよそ推測出来るのだ。

『神槍』ということは、

「レミリア・スカーレット」か「レムゾン・スカーレット」と、推測出来る。

しかし、「レムゾン・スカーレット」はスカーレット家の当主。

こんな所に居るとは思えないため、「レミリア・スカーレット」しか居ないわけだが…


「アンタ2年でしょ!?こんなとこで何やってんのよ!?」


「見て分からない?新入生の実力を図ってるのよ。」


「実力を図るのに『神槍』使います!?」


「貴方なら防げるでしょう?それとも、私の見込み違いかしら?」


「決めたわ…絶対泣かしてやるっ!」

身体に魔力を巡らせる。

その魔力を両手に集中させ、頭の中で術式を浮かべる。


「『双神 双炎神』 『炎輪 天』 『炎輪 攻』」

両手に『炎刀 双』のような炎の刀が生成される。

しかし、『炎刀 双』の時よりも10センチ程長くなり、

周りに溢れていた炎もしっかりと刀に入ったため、

熱量も先程までの比では無い。

さらに、『炎輪 攻』のような炎の輪が3つ生成される。

両手の手首と、背中に1つずつ。

あれは、周りのあらゆるエネルギーを自身の炎に変えるのと、

攻撃範囲を狭めることで魔術の威力を高めることができる。

今回のは、威力では無く機動力がメインである。


「それが…!

 …行くわよ!」


「ええ。そうね!」

2人の顔には笑みが浮かんでいた。

しかし、美しいとは言い難い。

そう。まるで、獲物を狩ろうとする虎のような。

獰猛な笑みが、2人には浮かんでいた。














もうすぐだ…もうすぐで

クローズビルドが届く…!

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