ついかそのにじゅうはち:ホッピングで飛び跳ねたり一輪車で走り回るのも何故かたのしい
通称ホッピングと言われているものは、正式にはポゴスティックというがそんな名前があることを子どもたちは知らない。
ポゴスティックは一本の棒の一番上に手でつかまる取手がありと下の方に足を乗せる足場があって、足場の下の底面がばねで弾むようになっているものでその足場上に乗って取っ手を掴みながらただその場で飛び跳ねまわるだけのおもちゃである。
「おっとっと、ほっ!、あいた」
ホッピングに乗って夢中で飛び跳ねていた博がずるっところんだ。
「あーあ、なにやってんのさ、ひろくん」
「なんかすべっちゃったみたい」
ホッピングは竹馬同様一番下の部分は細いので地面がすこしでこぼこだったり、傾斜があったりするとズルっと滑って倒れることも多い。
、ああころんだところで対して気にしないで、また飛び跳ね始めるのだが。
「その点一輪車なら、うわ?」
「まさくんこそなにやってるのさ」
「いやちょっと疲れてたみたいだよ」
雅人が乗ってるのはサドルとフレームとタイヤとペダルだけの一輪車。
捕まるためのハンドルも止まるためのブレーキもないので、バランス感覚が重要でやはりその場で前後に移動したり小さく回ったりすることで遊ぶものだ。
ギアなどがついているわけでもないので意外と体力も必要だったりもする。
こういった移動に関してあまり実用性がないものでの遊びもバランス感覚を養ったり足の力を鍛えるのには役に立っているのだ。




