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ついかそのにじゅういち:ベビースターラーメンはそのまま食べても、カップに入れてお湯を注いでも美味しい

 いつものように駄菓子屋を訪れている雅人と博はやはり駄菓子の棚に並べられた商品から今日はなにを食べようか悩んでいた。


「今日はちょっとお腹空いたし、ベビースターラーメンにしようかな」


「あ、それいいね、でも僕はカップ麺にしようかな」


 ベビースターラーメンは、おやつカンパニーが製造する砕いた味付けフライ麺風のスナック菓子で、そのまま食べても美味しく、もんじゃやお好み焼きなどに入れたり、マグカップに移してお湯を注ぎ入れて食べても美味しいしふりかけ代わりご飯にかけて食べても美味しい。


 もともとは1950年代に、即席めんを天日干しで製造していたとき、 そのときに麺のかけらがこぼれ落ちるのを見た創業者が”これをただすててはもったいない”と思い、床に落ちないように集めた麺のかけらに味付けをして、おやつとして従業員に配っていたが、それが大変おいしいと評判となり、従業員や話を聞いた近所の人たちも次から次へとその麺のかけらを欲しがるようになると、製造中にこぼれた分だけでは足りなってしまった。


 そしてこれだけ人気があるのなら、いっそのこと商品として売ってみよう!と考えたのがはじまりで1959年に初代作「ベビーラーメン」を発売、その後1973年に子供向けスナック菓子で一番スターになりたいという想いを込め「ベビースターラーメン」に名称を変更した。


 そして1978年にはベビースターミニカップラーメンが発売されて、1993年にはぶためんとシてリニューアル発売もされている。


 シールブームにあやかり、シール付きベビースターミニカップラーメンも発売されていたりする。


「おばちゃんベビースターラーメン頂戴」


「はい、20円だよ」


「僕はカップ麺」


「はい、50円だよ。

 お湯はちょっとまってね」


「うん」


 雅人は袋を開けてベビースターラーメンをポリポリ食べはじめ、開けたカップ麺に博はお湯を入れてもらったあとフォークで麺ををすくって食べはじめた。


「寒いときはこうやってお湯を入れたほうが美味しいね」


「ああ、たしかにそうかも、でもカップ麺一個買うならベビースター2つとうまい棒一本食べられるんだよな」


「たしかにそうだけどね」


 チキンラーメンなどの袋麺に比べて手間もかからないで手軽に食べられるベビースターラーメンは子供が一番好きなラーメンだったのである。


 ちなみにこのころのカップヌードルは140円と高くて、袋入りインスタントラーメンの多くは30円だけど鍋で茹でて、丼に入れ直さないといけないのが大変なのであった。



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