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嗚呼懐かしき”昭和50年代”の子どもたち  作者: 水源


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そのじゅうよん・コカ・コーラと言えばヨーヨーだよね

「やれやれ、今日もあついねー」


「ほんとにあついねー、駄菓子屋で何か瓶ジュース買っていこうよ」


「うん、そうしよう!」


 学校帰りランドセルを背負った博と雅人はひたいの汗を拭いながらお互いにそんなことを言い合いながら小走りでいつもの駄菓子屋へ向かった。


「こんにちはおばちゃーん、今日もあついねー」


「今日はコーラにしょーっと」


 雅人はさっさと瓶コーラを取り出しておばちゃんにお金を渡す。


「はい、おばちゃん30円」


「はいはい、ほんとは40円だけどすぐ飲んでっちゃうんでしょうから30円ね」


 雅人は瓶コーラがはいっていた冷蔵庫の栓抜きを使って瓶コーラの栓を抜く。


「あ、あたりだ!」


 栓抜きで抜いた王冠の裏にあたりがあったのだ。


「あらあら、それは良かったわね、はいヨーヨー」


「うわーい」


「あーいーなー」


 この当時コカコーラとタイアップしてヨーヨーメーカーのラッセルが作った「コカ・コーラ」や「ファンタ」「スプライト」「Hi-C」などの、コカ・コーラブランドの商品ロゴが入ったラッセルヨーヨーが、駄菓子屋でヨーヨーを発売したりコカ・コーラの王冠のあたりの商品として販売促進を行っていてそれは夜々のブームを巻き起こしていた。


「炭酸は好きじゃないけど僕もコーラにしようかな」


 一方の博は少し迷った後コーラを取り出した。


「おばちゃん僕もコーラ頂戴!」


「はいはい、30円だよ」


「はい、30円!」


 博もコーラの栓抜きを使って栓を抜いたが王冠に当たりの文字はなかった。


「あーあ、外れかー」


「欲しかったら買えばいいじゃん」


「でもヨーヨーを買うと300円、高いスーパーヨーヨーは500円もするんだよ」


 300円も500円も小学生にはそれなりに高い値段である。


「じゃあ、俺が飽きたら貸してあげるよ」


「うん、ありがとう」


「じゃあまずは”犬の散歩”からやってみるか」


「うん!」


 最初はうまくいかないけど段々とうまくできるようになっていくのが楽しくて二人は暫くの間ヨーヨーに熱中していた。

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