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ついかそのいち・夏の日のプールは楽しいよね

今の新し目の学校のプールには消毒槽や目を洗うためのあれはないそうですね(汗)

 まだ真新しい建売住宅のドアチャイムを押す少年。


”ぴんぽーん”


 そして少年は家に向かって声をかける。


「ひーろくーん。

 準備できたー?」


 その声に答えるように二階の窓をあけてそこからから少年が顔を出して窓からから手を振った。


「はーい、大丈夫ー、今いくよー」


 少年たちは水着やタオル、水泳帽などが入った水泳バッグを手にして学校へ小走りに向かう。


「プールにただで入れるのはいいよねー」


「夏は暑いもんねー」


 学校につくと早速、照明がない暗いコンクリートでできた更衣室で水着に着替える。

バスタオルにゴム紐でスカートのような状態にしている博はそれをもそもそと身につけるが雅人はパンツの上から水着をはいてパンツを脱ぐというあれでさっさと着替えてしまう。


「ひろくんおそーい」


「だってそんな上手く着替えらんないし」


「だったらパンツの下に履いてくればいいのに」


「それはそれでなんかやじゃない?」


「そうかなぁ?」


 水着に着替えたらまずは頭の上から水が降り注ぐシャワーを浴び、「腰洗い槽」と「足洗い槽」に入る、そして水にちゃんと浸かって10数えるのだ。


「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーく、なーな、はーち、きゅーう、じゅーう」


「あー冷たい」


「ほんと消毒槽の水って異常に冷たいよねー」


 消毒槽から上がったらやっとプールに入れるのだけどその前に準備運動だ。


「おいっちにっさんし」


「おいっちにっさんし」


 しっかり足の曲げ伸ばしなどをして足がつらないようにしないと危ないからね。


「さあ入ろう!」


「よーし」


 ジャンプして足から飛び込んだり頭から飛び込んだり。


”ぱーん”

「ぐはっ!」


「あーいたそー」


 たまに水面にお腹を打ち付けて苦悶したり。

どっちが端から端まで早く歩けるか競争したり、ちょこっと泳いだり。

手を使った水鉄砲でで水を飛ばし合ったり、指の皮がふやけてきたら水から上がって日向ぼっこしたり。

そんな感じでプールで遊んでるとあっという間に夕方になってしまう。


「もう終わりかー」


「あっというまだよねー」


 目を洗う公園になる水飲蛇口の先が二股になってるようなあれで目を洗ってシャワーを浴びて、輿洗層を抜けて今度は水着から服に着替えて家に帰る。


「もうくたくただねー」


「でもたのしかったねー」


 夏の小学校のプールは子どもたちにとって涼しく過ごせる最高の場所なのだ。


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