表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

ゆるふわ天使はピザ丼がお好き

こんにちは。笑っていただけると嬉しいです。

 私の友人たちは、どいつもこいつもやたらキャラが濃い。

 もちろん私自身も引けを取らないぐらいの変人であることを自負しているが、そんな私が見てもキテレツな人達ばかりなのだ。

 せっかくこうして投稿をしているのだから、日常生活をネタに使わない手はない。この連載では私の周りの変人やその人のエピソードを紹介していこうと思う。


 

 

 まず今日は最初に、保育園時代からの長い付き合いの親友について。

 彼女は男勝りの私とは正反対のタイプで、ほわほわとした雰囲気を漂わせた優等生だ。女子力が高く優しく、なんだか常に後光が差している。正直この十年のうちに何度も「この子本当に人間?地上に舞い降りた天使じゃないの?」と思った。なので以下、彼女のことを「天使」と呼ばせてもらおう。


 さて、そんな天使の面白エピソードに移る。

 中学生になって半年もないある日のこと。私は天使とその家族を夕飯に招待して、一緒に遊んだ。

「はいはい子供たちー、ご飯だよー!」

 母親が茶碗にご飯をついで持ってきた。私と妹は天使を間にはさんで座る。

「いただきまーす!」

 机の上には刺身や鶏肉があり、私はそれをおかずにしてご飯を食べる。と、母親が台所からピザを持って出てきた。

「ご飯が足りなかったら、こっちもどうぞ!」

「いや、私はいいかな…」

 私はそう言って断った。横を見ると天使は、焼きたてのピザに手を伸ばしている。

 そしてあろうことか、ホカホカご飯の上にピザを乗っけた。

「いただきます!じゃーん、ピザ丼!」


 …はい?

 ピザドンナニソレオイシイノ?


「ピザ丼はね、ご飯の上にピザを乗せる料理だよ!」

 それは見ればわかる。わかるけどそりゃないだろ!

 

 唖然とする私を気にするでもなく、天使は平然とピザ丼なるものを食べ出した。

「ねぇ…それ、おいしいの?」

「んー、初めて食べたけど、おいしいよ!」

 どこからツッコめばいいのかわからなかった。とりあえず、それを頻繁に食べているわけじゃないことだけはホッとした。そんな食生活を毎日続けていたら、間違いなく健康には悪いに違いない。

ふざけた食べ物にもほどがあるわ!とツッコミを入れたら、「ピザ丼はふざけてなどいない!」と返してきた。



 それからしばらくして、また天使と家族ぐるみで外食に出かけたとき。

歩いている途中で、ONE PIECE厨の妹(後日ネタにします)が前回のONE PIECEの面白シーンについて語り始めた。

「チョッパーがね、サンジに『俺綿アメサンド食べる!』って言ったの!ウケるでしょ?食パンに砂糖はさんだだけじゃん!みたいな?ねっ?」

 そうだねーなどと適当に流してふと横を見ると、天使は突然妹の肩をガッシリとつかむ。そして言った。

「ダメ!ピザ丼を超えるほどふざけた食べ物があっていいはずない!」


「……」

 あれ?アナタ、数ヶ月前に…『ピザ丼はふざけてなどいない!』って言わなかった?

「結局ふざけてたんかい!」

「違う、ピザ丼はマジメな食べ物だもん!」

「どっちだよ!ていうかマジメってどこがだよ!」

 大爆笑しながら店ののれんをくぐる。笑いながらも私は、次に天使がピザ丼を食そうとした時は全力で止めようと固く決意していた。

 ちなみにその店は居酒屋で、メニューにピザはなかったので、私達は平和なディナータイムを過ごすことができたのである(天使は心なしか不満そうだった)。



 まだまだ色んなエピソード、及び話したい人物はたくさんいるのだが、今回はここで話を切りたいと思う。

 最後に。皆さんには、決してピザ丼を実食しないようにお願いしたい。

 天使はスリムだからいいものの、これ、太りやすい体質の人が食べ続けたら、確実にメタボ一直線であるだろうからーー。







お付き合いいただきありがとうございました!

面白かったという方、光栄の限りです。

別に笑えなかったという方、まだまだ違うネタがありますので、良ければ次回も見て下さい。

そしてピザ丼を食べてみようという方…絶対にやめて下さい!(笑)


それでは。感想などいただけると本当に励みになります。いつもありがとうございます!

また次話でお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ