会場へ
「それでは入学式へ行きましょう。」
「わかった。何か持っていくものはある?」
「えーと とりあえず、学園の中ではそのカードだけで生きていけるようになっています。
なので、それだけあればいいでしょう。」
「うん」
「それじゃあ行きましょう!」
ホテルのような部屋を出るとそこには当然のように廊下があった。
だが、その廊下は当然のような廊下ではない。幅3㎞位だろうか。
そしてあっちの方には4㎞位の高さがある扉がある。
「考えていたよりもいろいろな世界とつながっているのか」
「もちろんです。あの大きな扉は巨人や巨大神話生物用の扉です。
まああれくらいじゃちょっと小さいですけどね。
大きいのが来ると怖いのでこの目の前にあるに乗って会場までさっさと行きましょう」
目の前にはベンチのようなものがあって、それに乗ると会場まで送ってもらえるらしい。
椅子の座ると、黒いガードが出てきて視界が遮られる。そして体感で1秒後。
[到着しました]
「はやっ!」
「ふふ、こんなの門に比べれば全然比にならないですよ。」
「門?」
「その話はあとでしましょう。」
と、キャロは話を切り上げて、入学式の受付をする。
受付といってもキャロの持っているカードでの受付だ。
「できましたよ。座席は前の方ですねー」
「えー、後ろがいい。」
「後ろのほうはヤバいのがいっぱいいますよ。たとえば・・」
「いや、もう前でいいです。」
「ですよねー」と言ってキャロはにこにこ笑う
自分が座ったところは前から2列目の真ん中のところだ。
その隣にキャロが座る。
自分がいるところはどうやら人間スペースらしい。
まわりの人間を[視て]みよう。
1人目
名前:渡辺たくみ
能力:物体を破壊する
(うわあ、こええ。やっぱおかしいなこの世界。)
2人目
名前:中野月夜
能力:女性に能力を追加できる。
3人目
名前:柊カレン
能力:運動を操る。
(ついでにキャロのことも見ておくか。)
キャロ
プライマリー能力:人の心を読む。
(ええええええええええええええええええええええええええええええええええ)
「もう、タカさんは変態さんなんですね」ニコニコ