あとがきのようなもの
ごく普通のファンタジー世界の道具店はこれにて一旦終了となります。
書いていて思ったのはやはり資料を読み漁るのは面白いことだという事ですね。
たとえばアレクサンダー大王という歴史上の人物がいるのですが、この人はアラビアや東南アジアでは
『イスラム教を広めるために戦った英雄』
としてして知られているらしいですね。実際にはインドの西あたりで病死しているらしいんですが。
また同地域では水稲栽培がおこなわれておりますが、タイのあたりには牛糞を水田に撒けばそれが肥料となってたくさんの米が取れると教えたと伝わっているらしいですね。
想像してみてください。
アレクサンダー大王は牛の引く車に乗って東南アジアまで行きます。
想像してみてください。
アレクサンダー大王は牛車で田んぼの代かきをします。
想像してみてください。
アレクサンダー大王は柄杓で田んぼに牛糞の肥しを撒きます。
想像してみてください。
アレクサンダー大王は現地の住民とタロイモのスープを飲みながら、
「いやあ、今から秋の収穫が楽しみだなぁ」
と、語らいます。
うむ。なんだがイメージできますね。これが正しい内政チートというものなのでしょう。
ところで、私には魔法学科の優等生が発展途上国でどのような農業支援をするのか。まったく想像できないんですよね。だから私には魔法学科の主人公が主役のお話は書けないでしょう。
自衛隊一個師団が下等な中世ヨーロッパ風ファンタジー世界の住人を蹂躙する。
よくある話です。これなら私にも想像できる。ただ、他の大勢の執筆者の方が大量に書かれているので、今更そういうものを書く必要などないでしょう。ただ、自衛隊の戦車が行った先の世界が
「砲塔に人間が飲める温度の紅茶をかけると、戦車が粉々に吹き飛ぶ」
そんな世界だったら、すごく面白いお話になるかもしれません。
道具店を書いてる最中は次回作を女剣闘士物(みなさん、大好きでしょう?)にしようと思っていたのですが、これはこれで資料読み漁る必要がある気がしたので後回しに。エピローグで王女が馬車に乗っていたのはその伏線の残骸だったりします。
実際に書くのはもっと資料集めが楽そうな物になるでしょう。
長々と駄文を閲覧頂き、ありがとうございました。
また別の作品でお会いしたいと思います。それでは。




