こわいんだ
恋しさに焦がれ、愛おしさが募る。
私は恋にただ焦がれる。
あなたがどう思うかなんてわからないから意識はしない。
でも拒絶が怖いから近づかない。
素敵な世界に焦がれるの。
あなたに恋をする。
私は何も見ない。
人が怖いから。
だからひたすらに文字を追う。
あなたの言葉に恋をする。
人が怖いのに、私はやめられないのだ。
あなたを知りたい。あなたが恋しい。
人が恋しい。
世界は恐ろしく怖い。
わかってもらえない。
拒絶される。
理解できない。
傷つくのも傷つけるのも怖い。
臆病だ。
私はずるくて臆病だ。
人と合わせれない。人が理解できない。
あわせてゆく術がわからない。
だから妬ましい。
振舞い方がわからない。
それでもそれでも
人と関わることを、人を知りたいと思うことを止めることができないのだ。
あなたを知りたい。
声をかけることが怖いからそっと見つめるしかできない。
人が愛おしい。
でも怖い。
動けない。
「なにしてるの?」
どうして声をかけたのかわからない。
自分がわからない。
「別に何も」
あなたはそっけなくそう答えた。
「そっ」
私も言葉が続けられない。
それでもなんとなく隣にいた。
あなたは何も動かなかった。