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カゲの君に光あれ  作者: 幸福マン


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1/1

僕と先輩の出会い

 午後の西日がサンサンと照らす学校で、一筋の光も漏れない教室の扉を開けた時、俺の人生に光が差した。


 「部活何入ろうかな...」

高校入学から1ヶ月目、口からそんな悩みが漏れ出る。晴れて高校生になったのはいいがやりたい部活や興味がある部活が思いつかない。

しかし校則で部活動の参加が義務付けられている以上、入らないわけにはいかない。

中学の頃はサッカー選手になりたくてサッカー部に入ったが怪我で途中で辞めてしまった。


 僕はそこから高校に入ってもやりたい事も将来の夢もなく、自分の偏差値より少し下の高校に入り今現在ただただ成るように生きている。

「一週間後までに色々な部活を見学して入る部活を決めておいてください」

放課後前、先生にそう言われたのでどこを見学しようか考えていると、不思議な光景を目にした。

部活動中と書かれたふだが扉にかけられているのに、

物音がしないどころか外の光すら扉に漏れていないのだ。

なんの部活か知りたかった僕は扉を開けてしまった。


 そこにはカーテンが完全に閉められ真っ暗な教室に1人、ポニーテールの少し小柄な女子が椅子に座って本を読んでいた。

「失礼します。部活動の見学にきたのですが

ここは何部でしょうか...」

「ここは読書部、本を読むだけの部活...です」

彼女が弱々しい声でそう答えた。

執筆活動をしない文学部的な物なのだろうか

「あ、そういえば申し遅れました。僕は一年生の無相隼人です」

僕が少し遅れた自己紹介をすると彼女が椅子から立ち

「わ、私、2年生の陰野吹雪と言います...」

とたどたどしく紹介をした。

「そういえば、他の部員とかって全員休みとかですか?」

「い、いえ。部室が地味であまり人に気づかれなくて、せっかく数人入っても私が喋るのとくいじゃないから、退部しちゃうか幽霊部員になっちゃうんです...」

地味な教室というか、パッと見なにか怪しい儀式をしていると思ってしまうくらい真っ暗で薄気味悪い教室だ。

「い、いきなりなんですけど無相君にお願いがあって...

幽霊部員でいいのでこの部活に入ってくれませんか...」

「今幽霊部員含めてこの部活に4人しかいなくて...最低でも5人部員がいなきゃ廃部になっちゃうんです」

...かなり面倒なことに巻き込まれてしまったが別に入りたい部活もないのでまぁいいだろう

「入りたい部活もないしいいですよ」

「ほ、ほんとですか!無相君、ありがとうございます!」

陰野先輩がちょこんとお辞儀をした


 「じゃあ僕は入部届を先生にだしてきますね」

そう言いながら僕は真っ暗な教室を出て職員室に向かう。

面倒なことに巻き込まれてしまったと思いつつも僕は少しワクワクしていた。


 そこから僕と陰野先輩との影に光を差すような学校生活が始まった。






初めて小説を書いたので変なとこがあったらごめんなさい

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