表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『BLOOD LINE』 都市機構が崩落した近未来。猫型獣人の息子を守り、星条旗を相手に単身で戦いを挑む。父とは、生きるとは、命とは何かを問うために。

作者:桜田みけこ
米国海軍の厚木基地。付近の河川敷で日本人夫婦が米兵により惨殺される。米軍が探しているのは猫型獣人の少年、蓮。瀬谷武洋は米兵の手伝いで蓮の捜索に駆り出される。だが米兵たちの横暴を内心不快に思う反発心と、日本人夫婦が命がけで守ろうとした蓮を見捨てるのが忍びなく。米兵たちの目を盗んで蓮を連れ出して旅に出る。そこまでするつもりはなかったのだが蓮の救出時にうっかり米兵を殴り殺してしまい、武洋も指名手配をかけられている。
2050年。ある朝いきなり電気が使えなくなった。都市機構はわずか数年で壊滅し、主要都市が廃墟化する。日本は米国の属国として監視下に置かれ、大戦後のGHQ占領時のような無法地帯となっている。市民は家に住めなくなり、大規模な公園などに難民キャンプを設営して逞しく生きている。
道中、空手の心得のある武洋が蓮に武術の手ほどきをする。ふたりが目指しているのは新宿御苑である。かつて御苑の難民キャンプで武洋は女と同棲していた。だが女は妊娠し、武洋は責任の大きさに耐えきれずにキャンプを逃げた。十八才の時だった。子供は堕胎したと風の噂に聞き、以来武洋は無意識下で罪の意識に捕らわれている。赤ん坊が生きていたなら蓮と同じ年である。あの御苑の難民キャンプになら蓮を託せるだろう。そう読んで座間から何日もかけて歩いてきた。だがふたりが到着した時、御苑では暴動が起き、戦火に包まれている。
武洋は蓮を抱えて戦火の中を走る。獣人の小さな命を守るため、米軍を相手に、独りきりの戦いが始まる。
【Vol.01】
2023/09/11 19:24
【Vol.02】
2023/09/12 20:22
【Vol.03】
2023/09/13 18:39
【Vol.04】
2023/09/14 20:20
【Vol.05】
2023/09/15 18:21
【Vol.06】
2023/09/16 19:24
【Vol.07】
2023/09/17 19:21
【Vol.08】
2023/09/18 18:22
【Vol.09】
2023/09/19 19:35
【Vol.10】
2023/09/20 19:22
【Vol.11】
2023/09/21 18:21
【Vol.12】
2023/09/22 19:21
【Vol.13】
2023/09/23 18:37
【Vol.14】
2023/09/24 19:21
【Vol.15】
2023/09/25 20:24
【Vol.16】
2023/09/26 20:28
【Vol.17】
2023/09/27 19:27
【Vol.18】
2023/09/28 17:31
【Vol.19】
2023/09/29 18:31
【Vol.20】
2023/09/30 20:27
【Vol.21】
2023/10/01 19:21
【Vol.22】
2023/10/02 20:21
【Vol.23】
2023/10/03 19:22
【Vol.24】
2023/10/04 20:24
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ