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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

トモダチダカラ…

作者: 沖田 楽十

前書き

R-18指定してもイイんじゃ…?レベルの、胸糞内容です。

ほんっっとうに、よく此処まで酷過ぎるのを書けたなぁ自分…と思います。


女子…というか、人間、イジメが酷くなると……あ"あ"あ"あ"あ"っっ!!!!!



気が狂うかもレベルな為、閲覧する際は自己責任でお願いします❗️











 友達だから……。友達だから…。友達ダカラ…。トモダチダカラ…。トモダチダカラ…トモダチダカラ…トモダチ……



「あ"あ"あ"あ"あ"っっっ!!!!! 」



 彼女は、【トモダチ】という言葉かんけいに縛られ、心をむしばまれ、壊れた。

 あの時、彼女を苦しめた人物と縁を切っていれば…。もしくは、あの時、その人物のいいなりになっていなければ……後悔先に立たず。


 どんなに罪悪感に襲われたって、失われた命は、もうかえってこない。本人に謝罪する事も出来ない状況が、更に彼女を追い詰めた。

 周りからの、「人殺し」と言いたそうな突き刺さる視線も相まって、反省してますアピールも出来ない事が、追い討ちを掛ける。






 彼女が壊れるキッカケとなった分岐点は、高校の時。中学の頃から付き合いのある友達が、クラスで人付き合いの上手くないコを、なんか分からないケド気に入らないという理由だけで、イジメ始めた。

 それに便乗した他のコ達もそのコをイジメて、クラスでは、そのコをイジメるのが日課になっていた。



「〇〇! アンタも、コイツ蹴りなよぉ♪スッキリするよ? 」


「わっ…、私はイイよ…」


「…は? 【トモダチ】がせっかく誘ってるんだから、誘いに乗りなさいよ。〇〇ノリが悪ううぅーーい!!! 」


「あっ……うっ…うん…」



 蹴る為、そのコの目の前までくると、彼女は懇願こんがんする様に「ヤメて…」と絞り出す様な声で言った。

 〇〇は胸が強く締め付けられる様な感覚に襲われ、蹴りたくないなぁ…と思った時に、悪魔の声が背後からささやく。



「〇〇が、××の代わりに蹴られたい? 」



 気付いたら、〇〇は××を蹴っていた。

 一度蹴ったら弾みがついて、何度も、何度も、××の身体を蹴る。夏で薄着になったとしても、服で隠れる場所を重点的に。


 ××のうめき声が聴こえるも、聞こえないフリをして蹴り続けてからどれだけの時間が経ったのだろう…。



「〇〇ぅ♪もう、ヤメなよぉ。これ以上やったら、××が死んじゃう、ってぇ」



 ようやく地獄の様な時間が終わり、〇〇はホッと胸を撫で下ろした。

 ふと××を見ると、彼女は声を押し殺す様に泣いていた。苦痛に顔を歪ませながら…。

 それに、罪悪感に押し潰されそうになった〇〇は、「なに被害者ぶってんだよっ!!! 」と怒鳴って、××を追加で数回蹴った。


 一度手を汚すと、前に向かって歩けないみたいな話を、なんかの作品で読んだ事がある。理屈は、故意に関わらず、誰かを傷付けた状況の時に、謝罪などの反省する気持ちが、自分を否定すると考えて、自己防衛の為に、更に相手を傷付ける事で罪悪感を薄まらせる為だったかなぁ、と思い返しながら、〇〇は慣れた様子で××の腹を蹴って遊んでいた。

 いつからか、地獄の時間はストレス発散の時間で楽しい反面、世間にバレたら…という恐怖から、またそれを××にぶつける日々。



「××さぁ……此処までお腹蹴ったから、赤ちゃんは出来辛い身体になってる筈よねぇ」


「……………えっ……? 」



 意味が解らないといった顔で××は〇〇を見る。それに〇〇は、カマトト振りやがって! と苛立ち、××の腹を力強く蹴った。



「ぅ"あっ…!? 」


「…私、実験したいんだよね。今ヤってから殺ヶ月後ぐらいに、××が妊娠するのかしないのか、って。だってさ、こんなにお腹を沢山蹴ったんだもん。……赤ちゃんが育たないぐらいに、グチャグチャだと思わない? 」



 漸く意味を理解した××は、力無く、だが強い意志で拒絶する様にかぶりを振った。

 が、××をイジメ続ける事で彼女に対しての同情や良心の呵責かしゃくが消えていた〇〇は、近くに待機させてた同級生の数人の男子を呼ぶ。



「まじでヤり放題? 」



 姿をあらわした男子の一人の問いに、〇〇はえぇ、と頷いた。



「デキてもおかしくないってぐらいに、沢山楽しんでね♪」



 言い様ズキンと、久々に胸に痛みが走った。が、自分が手をくだすわけじゃないし…と責任は現在、××の服を脱がしに掛かってる発情した男子達のせいにして、〇〇はこの場を立ち去ろうとした。



「“〇〇ちゃん”っ! お願いっ!! 助けてッ!!! 」


「!」



 ズキン、ズキン、と胸の痛みが強まる。鼻の奥がツーンと痛んで、目頭が熱い。助けなきゃ、と一瞬考えるも、かぶりを振る。



「馴れ馴れしい呼び方をするなっ!!! 」



 ××の助けを求める声を一蹴いっしゅうして、〇〇はその場を後にした。

 聞こえてくる××の悲鳴に後ろ髪引かれる思いを抱いたが、目を瞑って。


 翌日、××は自殺した。遺書は無かったらしい。

 学校は遺書がない事から、イジメの事実を全面的に否定し、この件が世間から忘れ去られるのを待っていた。

 が、数年後にとあるクラスでイジメが起き、被害生徒は自殺した。遺書が出てきた事で、報道関係者が此処ぞとばかりに大きくメディアで取り上げ、イジメの詳細がどんどん浮かび上がってくる事で、今回以外にも、過去にイジメ問題はなかったのか? とマスコミは調査した。其処で××の件が見つかり、それは大きく報道される。

 学校は問題の責任を負うべく、多くの職員の首を切ったりする事になるのだが、それはまた別の話。




 そして〇〇はというとーー××が自殺したのはお前のせいだ、と今度は自分がイジメられた。

 ××への蹴りを命令した中学時代からの付き合いがある友達はというと、「私とアンタは【トモダチ】じゃない」とてのひらを変えて、××を殺した〇〇に正義の鉄槌を! の大義名分たいぎめいぶんでイジメた。

 それに乗じて、××が死んだのは〇〇のせいだ、と自分達の悪行の数々は棚に上げて、〇〇へのイジメがエスカレーターした。

 〇〇は耐え切れなくなり、学校に行かなくなった。部屋に引き篭もり、体育座りで膝に顔を伏せながら、私は悪くない…私は悪くない…と独り言を漏らす日々。


 なにがあったのか? と尋ねる家族には、ほっといてよ! と怒鳴り散らし、部屋から余り出なくなったのはいつからだっただろうか?



「あの時、××が自殺しなかったら、私は……」



 ーー違う!! 違う! 違う! 違ウ! チガウ…ワタしが、ワタシガ……


 〇〇と××は、小学生の頃、【トモダチ】だった。

 だが、中学生の頃に出来た友達との時間を〇〇が優先しがちになった事で、××との仲は自然消滅していた。



「あっ……ぅ"あっ……」



 罪悪感に、今更ながらに襲われる。

 莫大ばくだいな罪悪感と、目を背けていた当時の状況の情報が、一気に脳内に流れ込んできて、〇〇は頭がパンクする寸前だった。まだ、自我を保てているのが不思議なぐらいだ。

 其処に、当時の状況で、目を背けていたある事実を思い出した事で、〇〇は精神的に耐えられなくなり、メンタルが一気に崩壊した。




 〇〇は中学時代、イジメられていた。それを、××が助けた事により、〇〇はイジメられなくなったが、代わりに××がイジメられる様になった。


 受験などで、イジメより進学や就職を優先する生徒が多くなった事から、××のイジメは無くなり、そして高校。自分をイジメ、それを助けた××を中学の時にイジメ、もう二度と会う事はないと思いたかった彼女とは、高校で再会した。〇〇は、パシリになってもイイから、自分達を苦しめた彼女と【トモダチ】という関係性に取りる事で、イジメらず、平穏な学園生活を送れる様に必死だった。

 だから、中学時代からの【トモダチ】と記憶を改竄かいざんし、自分を騙し続けた。結果、大事なものを失った。


 本当に大切にすべき【トモダチ】は××だったと気付くも、後の祭り。自らの手で手放してしまった事で、後悔という全責任が自分にのし掛かる。


 今まで、本来受けるべきだった責任から逃れてきたツケが、此処で回ってきたのかもしれない。



「う"あ"あ"あ"っっ!!!」



 〇〇は、完全にぶっ壊れた。

 罪悪感に、取り返しのつかない後悔に、そして、ずっと逃げ続けてきた本来受けるべき責任に八方塞がりにって、押し潰されて、押し潰されて……精神的に逃げ場を失ったが為だ。


 だが、彼女はまだマシな方だろう。


 何故なら、世の中には、精神的に狂って責任逃れをしたくても、逃れる事が出来ない人間もいる。その者は、また誰かをイジメて、メンタルを楽にしようとしている、人間の皮を被った生物と呼ぶのも汚らわしいナニカなのだから。






 人間がイジメを働くのは、自分の居場所や生命に危険を感じ、自己防衛の為にみたいな話を、聞いた事なあった様な、無かった様な気がする。

 楽しいからという、快楽の為に他人をイジメるだけでもあれだが、周りの人間に、自分と同じ様にイジメを働かせようとする人間は、生物のことわり的に如何なのだろうか?











後書き

いや、もうっっ……イライラしながら書いては、集中力が途切れ、また書こうとしたらイライラして…を繰り返して、なんとか書き上げました。


こーゆう話書くと思うのは、フィクションだからイイんだよなあ、です‼️

少しでも心をえぐらせて、イジメ防止に繋がる様な作品に仕上がってれば嬉しいです❗️


集団心理の怖さとかも、ちゃんとえがけてたらいいなぁ…。。



イジメで苦しめられて、その後イジメる事が正義みたいな雰囲気の中でも、呑まれる事なく他人をイジメない様にしてるコ❗️


君のその強さは、めちゃくちゃほこりだから自慢してね?

でも、イジメみたいな雰囲気にならない様に、周りに気を遣い過ぎての頑張り過ぎは駄目だからね?


君みたいな頑張り屋で優しい人は、みんな大好きだよ(`・ω・´)❤️❤️❤️




という事で、歯が浮くセリフ言って小っ恥ずかしいので、、((←……えっ…?

そうだなぁ…。。


掛けたら、下着姿が拝める眼鏡とか欲しいなぁ(〃ω〃)❤️

((↑……は?ಠ_ಠ


昔っから、チラリズムが好きでして……見えそうで見えない…それがイイ(´ཀ`)❤️❤️❤️

((↑なんでいっっつも肝心な処でスベりに行くんだよ!!!少しはカッコ付けられんのかお前はっ!


そーゆう世代なんで(`・ω・´)❤️

((↑どーゆう世代だよっ!

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