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return

「はぁ……逝ってしまわれた。……さて、この状況をどう整理したらいいのだろうか? それよりもいつになったら戻れる……うん? なんだあの穴は? は? い、いやああああああああああ――」


上空に黒い穴が出現すると、俺の視界が凄い速さでグルんグルんと回転しだし、黒い穴へと吸い込まれていき、俺は一瞬で意識を取り戻す。


「はぁ、はぁ……な、なんだよ⁈ 最後の最後に絶叫アトラクションを用意していたとは……絶対わざと言わなかったなラグナさん……少しの間だったけど、ラグナさんがいなくなって寂しさかったけど、これで一気に吹き飛んだわ! はぁ……とりあえず、現実世界に戻れたみたいだけど、どうやって陸に戻るんだ? ……うん? 風?」


この洞窟から風の流れを感じた俺はその風の流れを追う事にした。

風の流れを追うと、すぐに小さな穴しか開いていなく、そこから風が流れていた。


「この穴の大きさじゃ通れないな」


俺がそう思っていると、穴の近くにマグマが流れていた。

流れはどうも風が流れている穴の岩壁と同じで、流れは岩壁へと流れている。

まぁ、どのみち出る方法は無いわけなんだから、これに賭けるしか方法はない。


「だ、大丈夫だよな……俺はマグマに順応してるんだ」


だが怖いものは怖い……俺は恐る恐るマグマに指を付ける。


「お、おぉ! 熱くない! 熱くないぞ! これならいける!」


俺は一気にマグマに飛び込む。

うん、全然大丈夫だ!

そして苦しくもない。

むしろ快適である。

俺はこのままマグマの流れに乗って洞窟を後にした。











マグマに潜ってかれこれ1時間は経過しただろうか?

マグマに潜って、とくに何がある訳でもなく、かといって俺以外に生物がマグマにいるわけでもなく、淡々と流れに身を任せていた。


するとマグマの流れが速くなってきた。

これはもしかしてと思い、上へ上へと泳いでいくと外の光が見えてきた。


「よしっ! やっと外に出られるぞ! 長ったなぁ~ほんっと! あれ? なんか光が高い気が? もしかして……ヤバいヤバい!」


そう、マグマは滝の様に高所の所から下へと落ちていたのだ。

俺は気付くのが遅すぎたせいで、そのまま落下した。


マグマは滝の様に飛瀑が激しく、めちゃくちゃ体がグルグルと回り、水平が保てない状態が続いたが、抗っても仕方がないと思い、先程と同様に身を任せなる事にした。






「ハァ、ハァ……やっと……やっと戻ったぞ……コンチクショーが……」


5分程流され、俺はやっと陸に上がることができた……やっと外に出られたのだ。

だが、ここは標高が高い場所みたいで、下りる必要がある。

だが、それがなんだってんだ!

俺は外に出られたことが何よりも嬉しかった。


「はぁ……さっきからタメ息ばかりだ……戻ったはいいが、今の俺は全裸だ……始に収納袋を渡しちゃったし……このまま出口まで行ったら変質者になっちまう……まぁ、今考えても仕方がないし、とにかく動きますかねぇ……つかここはどこだ?」


辺りを見渡してみてもマグマに溶岩ばかり……俺はとりあえず下る事にした。



下る事1時間……ようやく緑が生い茂るところまできた。

途中、ハンターの遺体があり、大変申し訳なく思ったのだが、服を頂戴した。

遺体を見る限り、だいぶ月日が経っていたのか、すでに白骨化していた。

俺は服を着る事で、全裸から脱却し、最初のミッションをクリアする。


そして、ミッションをクリアした俺はすぐに出口へと向かうことにした。


出口へ向かっている道中、何度もモンスターと遭遇した。

俺は服を調達はできたが、武器が無く、無防備な状態ではあったが、ありがたい事にモンスターは襲ってくることなく、俺の前から消えてくれるのであった。

そのおかげもあり、俺はすぐにゲートの出口へと着くことができたのであった。




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