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3 出会い(前編)

 白い光は消え、キラキラとした沢山の光がゆっくり上から降ってくる様子を、ただ呆然と見ていた。


「――ビッッックリした〜〜〜〜!」


 冷や汗をかいたのか、全身鳥肌が立っているのがわかる。


 今までの人生の中で一番ビビったわ〜。と思いつつ、両腕をさすさすしながらふと思った。


「今のは何だったんだろ?」

(…まぁ、夢だからなぁ。)


 考えても仕方がない。

 そう結論づけて、腕をさすりながら目線を上げると、


「あれ?」


 いつの間にか目の前の景色が変わっている。

 

「えっ?何?ここ。」


 鳥肌が立っていたことはすっかり忘れ、キョロキョロと見回す。


 石を積み重ねたような壁に柱。

 そこにかろうじてぶら下がっているビリビリに破れた旗たち。

 足元には赤と金の糸で刺繍された、本来なら大変美しかったであろうカーペットが敷き詰められ、少し先には下に向けて数段階段がある。

 そしてその先には…、


「うおっ!!」

(…人いるやん。全然気付かんかった…。)


 そこにいたのは、いわゆるゲームに出てくるような、騎士の格好をした男性と魔法使いの格好をした女の子。聖職者の格好をして膝をついて俯いている人に、少し離れたところに人が一人入りそうなくらいの大きさの箱があった。

 三人共こちらを驚いたようなような目で見て固まっている。


(おぉ!レイヤーさんかな?すごーい!初めて見た!)


 お互いを凝視したまましばらく沈黙が続いたが、その空気を破ったのは他でもない、自らのつぶやきだった。


「ってか、めっちゃボロボロやん…。」



あっという間に時間が過ぎていきます(涙)

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