困っています
割と思いつきで書いたので続きは全く考えておりません。
ご容赦ください。
拝啓 残暑も和らぎ、随分と過ごしやすくなりました。
お母様、お父様、いかがお過ごしでしょうか。
私は苦労しつつも充実した毎日を送っています。
訂正
送っていました。
ここは何処なのでしょうか?
私の手はこんなに小さかったでしょうか。視界もこんなに低くなかったと思います。
私の髪はこんなに長かったでしょうか。少なくともこんなに綺麗な白銀の髪では無かったはずです。
私は男だったはずですが、何故こんなにもフリフリのドレスを着ているのでしょうか。
何故私の傍にはメイドさんがいるのでしょうか。パッと見、コスプレだとは思えません。
私の口調はこうでは無かったと思います。
鏡に映るこの美少女は誰なのでしょうか。
目からボロボロと水が溢れてきます。
メイドさんにすごく心配されました。
疲れたので、今日はもう休みますと伝えました。
誰か……助けて
──────
睡眠をとったことによるものでしょうか。かなり落ち着いています。
現状を把握するために、紙に書きながら記憶を整理します。
まず、私は大卒したばかりの新入社員(男)で、転生しているという事は死んだのでしょうか。いつ死んだのか記憶に無いので後回しです。
今世での私は綺麗な白銀の髪にグラデーションのある碧眼ですね。顔面偏差値は高め。スタイルはまだ子供なので省きます。
まさに絵にかいたような美少女(幼女?)ですね。
容姿がいいに越したことはありませんが、変態が寄ってきそうですね。気をつけなければ。
今世の記憶によると、我が家は公爵家であり、私は王子の婚約者の第一候補だそうで……
絶対に嫌ですね。王妃なんてめんどくさいもの誰がやりますか。
幼い頃から厳しい王妃教育
嫌な相手とにこにこ歓談
子供は乳母に取られて家族の団欒など無く
貴族や他国の王族相手に行事やパーティー
男の子を産め、外交用に女の子も産め、と催促される日々
夫は他の女とも関係を持つのは当たり前
少し考えただけでこんなに問題が出てきます。他にもありそうですし、なんだかホコリみたいですね。
私が元男である事以前に嫌なことが多すぎます。逆に何がいいのでしょうか。
幸い、今世のお父様は頭に超がつく親馬鹿ですから、私が嫌だと伝えれば何とかしてくれるでしょう。
思い立ったが吉日と言いますし、さっそく夕食後に話をしましょう。
──────
お父様には失望しました。娘である私に確認も取らず、王様と婚約の話を進めていたそうです。
我が子可愛さに、より良い家柄として王族に、とでも考えていたのでしょうか。貴族としては正解なのかも知れません。令嬢も普通は喜ぶでしょう。が、私にとっては不正解です。ブザーどころか警報が鳴るくらいに……
お父様に「大嫌い、二度と私に関わらないで。」と言い、現在、家出中です。
家名を捨てる事、戻らない事を書き置きしてきましたが、どうなるでしょうか。
話は変わりますが、今世の記憶によると魔法が存在するそうで。
何故、この話をするかと言うと…私は感情が昂ると魔法が暴走するようで、先程、お父様の私室を氷漬けにしてしまったからなのですが…まぁ大丈夫でしょう。
現在は息をするように魔法が使えます。恐らく今世の私の鍛錬の賜物でしょう。
幸い、転生者らしき者が創設した冒険者ギルドという組織が存在するようなので、冒険者稼業でもしますかね。
……見た目が完全に美少女(幼女)なので、変態が寄ってくる可能性と、単純に心配されたり舐められたりetc.問題が多そうです。
...何故、今世はこんなに悩み事が多いのでしょうか。
困ってばかりな上、解決とは名ばかりな状態なので問題が増える一方です。
誰か助けてください
困っています
感想をくださると嬉しいですが、なにぶん処女作なので、色々と気になる点や説明不足などあるかと思います。ですが作者のメンタルは雑兵なので、手ごころを加えて頂けると有難いです。
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