夏のGは強そうに見える。
俺の名前は蒼川 空
生年月日は平成10年10月10日。
神奈川生まれ神奈川育ちで現在19歳。
大学に進学と同時に一人暮らしを始め母の偉大さを知ったのは去年。
そして現在、この部屋を借りて史上最凶の敵と俺は今合間見えている。。。
「ついに出やがったなG!!!!!我が右手に備えしは人類がこれまで数多の化学物質を開発し貴様に対抗して来たその最終形態!!原点にして頂点!!くらえ!!新聞丸メクスカリバー!!!!!!!」
ドン!!、、、、、、ネチャ。
「、、、やっちまった。」
何やってんだ俺はー!!俺の部屋の畳が。。泣
新しいの買って来ねえとG求めてGがやって来るていうしなー、、。取り敢えず畳剥がして外に出しとくか。畳はネットで安く買えるって聞いた事あるし。
よいしょっと!
え、、、何これ。
そこには他の畳で隠れていて全体は見えないが、金属で出来ている黒い塊が埋まっていた。
、、、は!頭がフリーズしてた!!取り敢えずこの畳を外に出さなければ!!
ー数分後ー
「よいしょっと。取り敢えずこんなもん。にしてもな何だこれ?」
その黒い塊は先ほどのGの畳と合わせて合計3畳分の大きさであった。露わになってる面には扉が付いており、からくり的な仕掛けも施されていた。
うーむ、、、これはどんな仕掛けなんだ?鍵穴は見当たらないし、そもそも俺が勝手に弄って良いものなのか?それに扉に掘られてるこの文字。。どこの国の字だ?
黒い塊には空の知らない文字が掘られていた。
なんか触るの怖いし取り敢えず大家さんだな。
「あ、大家さんこんにちは空です。はい、101号室の。お世話になってます。それで今日ですね。少し畳を汚してしまって剥がしたんですがなんか黒い塊が埋まってたんですよ。〜説明中〜あ、はい。分かりました。じゃあ明日の14時でお願いします。失礼します。」
電話の結果明日の14時に金庫を開ける業者の人達に来てもらうことになった。
〜後日〜
業者「これは見た事無い形の物ですねー。一応やるだけやってみますがもしかしたら無理かもしれないです。」
現在大家さんが呼んでくれた業者の人が黒い塊を弄ってくれてるが業者の人も初めて見るようなものらしく対処に困っているようだ。
「やっぱりそうですよね。自分も全くわからないんでちょっと宜しくお願いします。」
業者の人でも分からないのか、まあ、開かなくても最悪放置すれば問題ないしどうせ畳被せたら分からないしなー。
そこから業者のが唸りながら1時間ほど作業していたがどうやら開かないらしく、作りも頑丈なため強硬手段もとれないようであった。
業者「すいません、蒼川さん、ちょっとこれは無理そうです。部屋の中のため重機で掘り出すのとかも出来ないし壊す事も現時点では方法がないですね。それにこの仕掛け相当複雑で私では開かれないです。大家さんにはこちらから説明しておくので今日はこれで失礼しますね。」
業者の人も遂に開けることはできなかった。
まー無理だよな。なんとなくそんな気はしてたし。畳が届いたら上から被せれば済むし気にしないで良いかな。業者の人もいじってたし俺も少し弄ってみようか、、。
〜数時間後〜
カチカチ、カチカチ、カチ、カチ。。。
あくわけがない笑なんだこれ、どの仕掛けをどの順番でどう動かせばあくのか全く分からないしお手上げだ。良い時間になって来たし明日の支度して寝るかな。
〜翌日〜
学校が終わり空の部屋には1人の友人が遊びに来ていた。
??「これが言ってた黒い塊かー。なんか凄いな笑なんかやべえ物でも入ってるんじゃないの?」
「入ってるかもしんないけど何しろ開かないんだって。」
??「じゃあ俺が開けるから中の物山分けな!」
「開かれるならな。」
??「よし、任せたまえこの平成のホームズ竪川 仁様に!!我が手にかかればこんな物一瞬で開けてみせる!!」
この馬鹿そうな男が竪川 仁。中学校から同じだが本格的に仲良くなったのは高校に入ってから。
とても明るい性格で、一見馬鹿そうに見えるが、なにをやらせても人より器用にこなし、これと言った欠点が見つからない。できる奴っていうやつだ。
仁「うん、これ無理。むりむり。だって今弄ってるのが合ってるのか間違ってるのかすら分かんねし専門業者が開けれないもの俺が出来るわけないわ笑」
「知ってるよ。開けれると思ってないし。まあそれはもういいだろ。それよりーーて覚えてる?あいつこの前アル中で運ばれてるのsnsのっててさ笑」
それを開けることを諦めた二人は高校の頃の友人や知人の話、最近の出来事や流行りのゲームの話などで時間を過ごした。