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スイフレ!  作者: 白詰 束音(南野 涼夏)
共通√共通ep1
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4/27(2)

「何の買い出しですか?」

それを聞いてから引き受けても遅くはないだろう。

「乳酸菌飲料「ロケット1」だ」

「…………え?」

何故に?

「ほら、明日から客足が増えるだろう? だから、体調管理の一環として、だ。そうだな……63本ほど頼む」

納得した。確かに、テレビであってるしな。「ちなみに日本には、~という(以下略」って感じのCMが。というか63本「ほど」ってなんだ。

「わかりました」

「了解です」

「ありすも連れていってくれ。時々、ありすを連れていっている店があるんだが、そこなら、多少まけてくれる可能性がある。……そこの店長がありすFC(ファンクラブ)の会員なんだ」

そんなのがあるのか…………。

「ちなみにNo.1『名誉会長』が俺だ」

あんたが発足させたんかい。

「まあ、そういうわけで頼む」


「こうしてフェアリア以外でみなっちやしぐれんと行動するのは初めてだな~」

「確かにそうだな」

ちなみに全員、フェアリアでの仕事着――――パティシエの服(エプロン)とメイド服である。

うん、あれだ。気にしたら負けだ。

正面から見て、ありす、俺、時雨の順に並んで歩く。

「次の交差点を右に曲がれば、到着だよ」

「ありすちゃん、案内ありがとうね…………きゃっ」

そして、曲がろうとしたとき、時雨が自分の足に(つまず)いた。

「おっと危ない」

咄嗟に、時雨の右手を掴んで転ぶのを阻止した。いつからだったか、時雨は転ぶときに、右手を後ろにする癖がある。

「……ありがとう、湊くん」

「気にするな」

時雨のこういうところは、ちょっと心配になる。前に言ったとき、拗ねたから言わないけど。

「しぐれん危なっかしくて心配だな~」

「……昨日グラスを割ったお前が言うな」


「やっほー、三村さん」

「おお、ありす様じゃないか!」

このおじさん、ヤバい気しかしねぇ…………

他の人から「流石はありすFCNo.3『ありす狂』の三村 小次郎さんや……」とか聞こえる。やっぱりヤバい人だ。

「あの、ロケット1を63本お願いします」

「…………おう、わかった」


結局、割引はして貰えなかった。

戻ってそのことをオーナーに伝えると、

「小次郎のやつ、ありすが言ったときだけ割引してるのか……」

とか言っていた。

ありす狂っていうのは絶対間違いじゃないなと思った。

IF√書き始めて思いました。

「 マ ジ か わ い い 」

そう思ったので、

「IF√」じゃなくて「期間限定先行公開√」あるいは「先行公開√」になる

ということをお知らせします。ダイジェストの為、中略多いですし、しかも長いです(といっても2000文字台)

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