六話「かわいい咀嚼音(そしゃくおん)」
大変遅くなり申し訳ありませんでした。某青い鳥では土日に投稿するとかいってたんですけど遅くなりました。万に一つもないでしょうけど待っていてくれたかた、お待たせしました。それではどうぞ
お昼
「玲~一緒に食べよーぜ」
「うん!もちろん」
お昼になったらすぐに翔吾が誘ってくれた。
「緋依ちゃーん一緒に食べよー?」
緋依の方を見ると友達に誘われていた。最近、といっても2日はずっと玲といるので孤立しているのではないかと心配していたが大丈夫そうだ。
「あー、ごめん!私玲と食べるから、ほんっとごめん!」
「え~?七宮君来てからずっと一緒にいるけど付き合ってるの~?七宮君来てまだ2日なのに~?緋依も隅におけませんなー」
「ばっ!ち、違うわよただの友達だから!」
「そういうことだからごめん!」
「りょーかいー」
そんなこんなで緋依はこっちに歩いてきた。
「さ、食べよっか」
「平然と入って来るな...」
「なに?悪い?」
このままだとまた言い争いになりそうなので玲が止めにはいった。
「食べよ食べよ」
「いただきます。」
「へぇー、玲ってお弁当なんだ。一緒だね」
「自分で作ってるの?」
「うん、すごいでしょ?」
えっへん、とドヤ顔をしてる緋依を見て少し笑いそうになるのをこらえた。
「皆弁当だなー、俺も弁当にしよっかな?」
翔吾は学食のパンらしくココアを飲みながら呟いていた。
「翔吾って作れるの?」
「おう!これでも家庭科は評価Aだぜ!」
翔吾が料理が得意なのはすごく意外だ。いかにもスポーツ系の感じなのに、さらに料理もできるなんて...
「料理系男子はモテるって聞いたからめっちゃ頑張った。」
てっきりなんでもできる天才かと思ったら不純な動機からはじまった努力の賜物だった。
もっきゅ、もっきゅ、もっきゅ、
どこからともなく聞こえてきた、不穏な音の方に目を向けると
「えっと、緋依?」
もっきゅ、もっきゅ、もっきゅ、ごくん
「どうしたの玲?」
本人はきずいていないのだろうか、きょとんとした顔をしている。
「あ、なんでもないよ」
「...変なの」
ガラガラガラ
「榊ー!作戦会議だ早くせい」
またしても墓穴を掘る先生
「作戦会議?」
「あのバカ教師、なんでもないぞ、別に何もないからちょっと進路のやつだから」
「今から進路なんてないでしょ」
緋依が追い詰める。
「.......さらばっ!」
「あ、逃げた。」
教師と生徒が廊下を走って行く。
「はぁー、このあとどうする?探検続きする?」
「うん、迷惑でなければお願いするよ」
「おっけ、じゃあ終わったみたいだし行こうか。」
緋依がそう言うとちょうどお昼の終わりのチャイムが鳴った。
「うん、」
そういって教室を出た。
その後ろをこそこそとついてくるバ...頭が残念なゲスが二人。
ここから先少し忙しくなると思うので少し更新頻度落ちそうです。
ここで質問です。更新頻度上げて文字数減るのと、更新頻度下げて文字数あげるのどちらがいいでしょうか?具体的にはあげるなら3日に一話、下げるなら一週間に一話です。