二話「怖そうな人」
第二話です。少し短いような気がします。三話の更新は少し空きます。申し訳ありません。
「失礼します」
皆の視線が玲に集まる。
「七宮玲です。よろしくお願いします。」
「イケメン...」「かっこいい」「よろー」
自己紹介とはこんな感じでいいのだろうか...そんなことを思いながら、簡潔に自己紹介をした。
「よし、それじゃあ七宮になんか聞きたいこととかあるやついるかー?」
「はーい」「はーいはーい」「俺もー」
「静かにしろー、じゃあ榊」
「えーっと、俺の名前は榊翔吾。好きな食べ物はトマト!よろしくな七宮!」
一番早くに手を挙げていた榊君。元気のよさそうな明るい人だ。
「よろしく、榊君」
「よし、じゃあ次女子ー」
「はーい」「うちもー」
「あー、じゃあ流川」
「私手挙げてません。」
呼ばれた流川さんは自分が呼ばれたことに少し驚いた様子で、嫌そうにそう言った。
「はいはい、そういうのいいから早く」
「はぁー、流川緋依、よろしく」
めんどくさそうに言った。玲が思ったのは
(少し怖そうな人だな...)
「よろしくお願いします。流川さん。」
「あー、悪い七宮、時間だからあとは個人でできるか?」
先生は申し訳なさそうに言った。
「わかりました」
「悪いな」
「あ、七宮の席は流川の隣空いてるからそこな」
え、うわ流川さんすごい嫌そうな顔してる。
「わからないことがあったら流川に何でも聞けよ。」
え、マジですか恐る恐る流川さんの方を向くと案の定嫌そうな顔をしてた
「えっと、そういうことらしいのでよろしくお願いします。」
「もう決まったことだしいいけど、とりあえず敬語やめてくれる?」
「あ、ごめんなさ...ごめん」
キーンコーンカーンコーン
HR終了のチャイムがなった。