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汝は裏切り者なりや?3  作者: 心夜@カクヨムに移行
マグニ帝国の野望編
13/22

第十三話  The girls approaching the dawn

その次の階。

 そこにいたのは。

 セイリューよりも長く白い長髪を持ち、薄い緑色の瞳を持つ女性。彼女は弓を持っている。

「おいおい、四天王に女性がいるなんて話聞いてないぞ?」

 女性は半目で回答する。

「それを謂うなら此方もです。何故四天王二人を倒す程の実力者が女性なのか、と思っている所でしたし」

 まあでもそれを言ったら、セイリューとスザークも同じことを思ったという可能性も否定出来ないが。

「おっと、自己紹介を忘れていました。

私はビャーコ。弓使いですわ」

「弓使い・・・・・・」

 ここに来て遠距離。私はゲームでも、遠距離攻撃の使い手を相手にするのは苦手としている。

 ここはいちかばちか遠距離攻撃で対抗するより道は無い。

 私が拳を握る。相手も弓を引き絞る。

 私の心臓目掛けて射られた矢を、私は右拳の籠手で弾く。

 相手は遠距離攻撃を中心としている。近距離攻撃に対する耐性はほぼ皆無だろう。

 ならば近づき、一撃当てることが出来れば私の勝ち。

 矢が四本同時に放たれる。

 私はそれの迎撃に、ゲームの必殺技を使用した。

複雑突進(アクロバット・タックル)》。全四連攻撃。

 飛んでくる矢を防ぎきる。再び五連続の矢。

 炎弾でそれを迎撃し、突進した。

 それと同時に、私は解放技を発動する。

 青炎之拳(クライ・バースト)。拳の炎が青く染まった。

「うおおおおおおおッ!」

 焦ったのか、相手も反射的に解放技の体勢に入る。

 矢を引き絞った瞬間、そこから雷が乱射され。

 その雷は矢に纏い付き、矢は槍と化した。

雷之槍射(サンダー・ランス)!」

 矢、もとい槍が弓から放たれる。

 私の拳とその矢が空中で激突する。

「堕ちろォォォォォッ!」

 制したのは私だ。爆風から、必殺の一撃を放つ。

 奪命拳。

「行けェェェッ」

 四天王はこの世界で殺した所で死なない、それを知って容赦せずに拳をぶつける。

 ビャーコは黒い影となり爆散した。

 

 休憩すらせずに、次の階へと上り。

 そこにいたのは黒い髪にひげを生やした初老の男性。

 呼吸をしながら、私は言う。

「私は急いでいる。名を名乗ったらすぐ始めるぞ」

「嬢ちゃん本当に急いでいるんだなあ。俺はゲンブ。お望み通り、すぐに行かせてもらう!」

 ゲンブは大剣を背負いながら、駆け出した。

 私も同じく駆け出す。

「うおおおおおおッ!」

 敵の振り下ろされた大剣を、私は拳で平然と跳ね返す。

 

 バカな、とゲンブは思った。

 この娘は、ただの日本人。ゲーム以外での戦闘経験は皆無の筈。

 ゲンブは勿論、本気で剣を振り下ろした。

 だがこの娘は、それすら拳で弾き返した。

 そして弾き返した時の娘の顔は、感情を殺して指揮を執り、戦っていたコリューメの瞳に似ていた。

 青い瞳に光は無く、もう自分に対して興味は無いとでも言っているように見えた。

 スザークやビャーコとの戦いの時に見せた高速の突き技が放たれる。

 ゲンブは防御も出来ず、胸に拳を叩き込まれ。

 意識を、完全に失う前に。

 自分の事など見向きもせず、階段を上る少女を見た。


松野心夜です。かなり連載が遅れてしまった為、ソードマ〇ターヤマト最終回状態みたいになってしまいましたが、次回は真面目にやらせていただきます。

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