表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彩 《いろどり》  作者: たまの座布団y
若葉の君
5/36

花に囲まれた新芽

私は花屋で働くことが決定した


面接から三日たった日の事、知らない電話番号からの着信に、花屋からの電話だと気付き緊張して、電話に出たのを、覚えている。

初日までは少し間も開いたけど、私を受け入れるための準備期間が欲しいと言われての事だっ

私は不安で一杯だったけど、浅井さんがすべてサポートすると言ってくれて、私はすっかり安心してしまった




「おはようございます」

私は浅井さんに挨拶をすると、浅井さんも笑顔で挨拶してくれた。

いちいち綺麗な人だ…

私は一人、浅井さんを見つめる


結香ゆいか、今日から隆世たかせの店で働くっていう子、来たのか?」

「あっ、来てくれたよ、今、紹介する」


ゆいか、たかせ…浅井さんの下の名前と、あの「勿忘草」で働くお兄さんの名前かな?


私が店の入り口で突っ立っていると、浅井さんに名前を呼ばれ、中に入って!と言われた

私は、浅井さんの後ろを付いて、店の中に入っていた


この店は、私が面接した『花屋 勿忘草』とは違う

『花屋 勿忘草』は、最寄駅からは少し離れている。駅は東口から出て、歩いて15分くらいの場所にある


この花屋は『フラワーショップ 浅井』という名前で、駅の西口にある

西口出てすぐの場所にあり、「勿忘草」よりも店舗が狭い

『フラワーショップ 浅井』の方が「勿忘草」よりも古く、こちらが“本店”らしい。

東口しか利用してなかったから、西口も、花屋の存在も、全く知らなかった…

店の内装は「勿忘草」とは違い、店自体は花屋のイメージそのもので、ほかの花屋との違いも分からなかった



「高野さん、紹介するね?フラワーショップ浅井と勿忘草のオーナーであり店長であり、私のお義父さん(おとうさん)でもある、浅井あさい 泰孝やすたかさん、そして、泰孝さんの奥さんの良美よしみさん」


「高野さん、よろしく」

「よろしくね?」

「はい。」

「高野さん、次に紹介するのは、泰孝さん、良美さんの息子さんでもあり、私の旦那でもある、浅井あさい 拓巳たくみ、そして、私は結香です、よろしくね?」

「はい」

「そして、高野さんと一緒に働く勿忘草の店長・伊奈いな 隆世たかせ

「よろしくね、高野さん」

…いなさん?というのね、この人。

そう、この人こそ、私が会いたかった人“勿忘草のお兄さん”

「よろしくお願いします」

お兄さんは、にっこりと微笑んでくれた


浅井 泰孝さん

浅井 良美さん

浅井 拓巳さん

浅井 結香さん

伊奈 隆世さん


この五人の中に、私は仲間入りする事になった

新たな出会いの場で、私は暖かい人達にめぐり合え、とっても幸せな気分になった

私は改めて自己紹介をする

高野たかの あやです、これからよろしくお願いします。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ