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乳ガンになった話を書いておく。  作者: 雷鳥文庫


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4/4

自覚?それが無かったですね。

 大体乳がんになった人の体験談だと、手にシコリが触れたとか、なんか分泌物が出てたとかありますよね。

そう言う自覚症状はまったくなかったです。ええ。


ひとつあったとすれば。

私は左胸に出来たのですが、

(乳がんは左胸のしかも上部にできることが多いそうですよ、豆知識です。) 

寝ていて立ち上がったときに、左胸がじわーっとあったかくなってくる事がありました。

お湯をこぼしたように。温かいものを飲んだときみたいに。


え?なんだろう。心臓が悪いのだろうか?

でも心電図も撮ってるし…。特にコレと言って…。


その温感?何か滲み出る感じ。これが何か関係あったのか。なかったのか。

わからないですね。めちゃくちゃ気色悪い感覚でした。

ただ手術してからはそれがなくなったのは事実。



あとは…疲れ易くはなっていました。世間はちょうどコロナ禍だったのです。外に出ずにこもって、「あつまれ!動物の○」ばっかりやってましたよ、ほほほ。


そりゃ体力も落ちますよ。

あの頃の閉塞感。ベランダの花を見るのが楽しみでした。

買い物は人がいない時にまとめ買い。

アルコール消毒で手が荒れました。

マスクが品薄で。コストコで見つけてカゴに入れてレジに向かっていたら、

「それ!どこに置いてあるんですか!」

と切羽詰まった若いママ(推定)に声をかけられたものです。

コストコのマスクが置いてあるところ、時々変わったんですよ。


マスクがあまりに手に入らないから、布マスクを使ったり。

ポケットに入れたまま洗った不織布マスクが、割と丈夫であることを発見したり。

「これって…洗って使えるんじゃない?一回ぐらいならさ、近所のスーパーに行くときぐらい…キッチンペーパーを使うよりはいいよね?(あの頃は蛇腹に折ったキッチンペーパーに輪ゴムをつけて、マスクの代わりにしましょう、なんて事をTVで言ってた。)」

なんてね。


日本全国密をさけ、ステイホームだったあの頃。

みんな耐えて、耐えて、耐え切って来ましたよね、

(ここ、高市さん風に。)


ねえ、御同輩。



それで話は戻りますが、コロナ禍の中健診で見つかった新患の私。〇〇病院で診察の順番を長いこと待っていました。


一時間は待ったのか。いいえ、もっと。二時間だったかな。

(それって乳腺外科だと普通です。予約しないとね。)


ディズニー〇〇ドでのスタンバイの時間のようです。


ああ…やっと呼ばれた。


まずお医者の診察。

若い女医さんです。資料を見ての触診。

「今日はマンモとエコーと細胞診をやります。採血も。診断はその後です。

MRIとCTの予約をして行ってください。」

「はい。」

何度でも言いますが混むのよ、とにかく乳腺外科は。

午前中に来たのに最後はほとんど夕方でした。

毎回検査がある時は1日仕事なんですよ。


今でも年に一回は通っていますが、お会計をしている時に待合室の奥の方では掃除が始まっているのです。

椅子を消毒して拭き拭きしているのを横目で見ながらの精算です。


特に私のような新患は、予約の人の間に入れられる訳です。

ひたすら待ってマンモやエコーをやりました。

細胞診は、しばらくエコーのお部屋で待っていたら、


「遅れてすみません。」


さっきの女医さんではないか。

細胞を採るのはお医者様なのね。

エコーの画像を見ながらの検査ですよ。

「はい、麻酔を打ちます。」


その後ボールペンみたいなモノでとられます。

針生検です。


ぐいと入ります。


「麻酔効いてるから押される感じだけでしょ?」

「いや、充分に痛いです。」

私は歯医者の麻酔も効きにくいんです。

「あ、じゃ麻酔追加しますね。」


バチン!


なんか取られました。

音が大きい。


こりゃ色んな体験談の通りだな。

(特に「天国ニョーボ」と言う漫画に詳しかった。)


何日かで傷はすっかり塞がります。


コレを何回か繰り返せば、がん細胞が楽に除去されちゃうってことはないだろうか。それだと楽なんだけどね。

なんてことを夢想したのでした。






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