要らない結石を落とすには。
八月になりました。
私は一度、結石が落ちる寸前の人を見た事があります。
二十代のころ、あるクリニックで受付のパートをしてましたが、そこの事務員さんの顔色が真っ白になって脂汗をかいていたのです。
「結石ですって。もうすぐ落ちるまでの辛抱よ。」
看護師さんがそう言います。お昼休みの間ソファに座って、クッションを抱きしめていた彼女。
しばらくすると憑き物が落ちたようにスッキリとした顔になっていました。
途中ベッドに横になったのか?点滴を打ったりしたのか?
もう40年近い昔の事なので、良く覚えていませんが。
あの無言で耐えていた姿が脳裏に浮かびます。
結石が出来やすい人だったのだろうか。
そして落ちると楽になるのだな。
後は…10年くらい前になりますか。
職場で隣りの課の体格の良い男性の方が階段を昇り降りされてました。
「あの方、結石が出来やすい体質ですって。」
「出来た結石を落とす為に頑張ってらっしゃるのよ。」
ウチの課の人達がウワサをしています。
なるほどなあ。
とその時は思っておりました。
しかし、自分がその当事者になるとはわからないものです。
八月に病院に行くと、
「動いてはいるけどね…落ちてはいないね。」
やはり。
ものすごい痛みが襲ってきてませんからね。
「膀胱の中に落ちてくれば見えるし…安心なんだけど。」
「はい。」
トイレに落ちた結石を見た人、記念に取っておいた人の話も聞きました。結石持ちは割と世の中に多くて。
「私、結石持ちで。」
と言うと、
「あら、私も。」
と話してくれる人も多いのです。
「私の結石はトゲトゲしてて。見るからに痛そうで。思ったよりキレイで。」
教えてくれたのは行きつけの美容師さんでした。
…そうですか。キレイだったんですね。
「落ちないから砕く事を考えましょう。ちょっと長すぎるよ。四月に判明して今、八月でしょ。血尿とか痛みは?」
「時々。でもすぐ収まります。」
「その時動いてはいるんだね。とにかく〇〇病院で砕きましょう。」
「はい。」
ガンの手術をしたり、結石の検査をした〇〇病院ですね。提携されてますからね。
この辺だと大病院ですし。
まあ…バス一本で行けるからいいや。
「連絡して日程を決めましょうね。打診してみますから。」
先生に促されて退出し、待合室で待つ事に。
しばらくして呼ばれました。さあ、いつになるのか。
先生は困惑顔です。
「あのですね…」
「はい。」
「〇〇病院から断られまして。」
「エッ。」
「今コロナ禍で病室もスタッフも足りてなくて。」
「はあ。」
「命に関わらない患者さんは受け入れてくれないんだってさ。」
「そうなんですか。」
「…何と言っても五ミリでしょ。自然に落ちる可能性もあるし…小さいから砕く緊急性が無いと言うことでね…」
「ははっ。」
おっと、舞浜のネズミのような声が出ましたよ♬
放射線の先生の名言。
「コロナよりガンが怖いんですよ!」
がプレイバック。
今は、
「結石よりコロナが怖いんですよ!」
ですね。
「とにかく…ま、水分とってね。」
「はい。」
また溶かす薬をもらって帰りました。
うーん、ジャンプとかするべきか。でも下の階に迷惑だわ。
階段かあ。
私はコロナ禍以来仕事をしておりません。
雇用条件も悪くなったし。
とりあえずここじゃ無いところに転職するか。なんて思っていたあの頃。
世間は自粛で密接を避けるようになり。ステイホームしていたら乳がんが見つかったよ。
あらら。ってもんです。
結構働き詰めでした。まもなく「赤いちゃんちゃんこ」を着る年でもあるし。
もうゆっくりしても良いのでは、ないか。
ねえ、アマビエ様。
この頃流行りましたね!アマビエ様。
これは由緒正しい?水木しげるバージョンですよ。
クリアファイルです。
壁に貼っております。
まあ世間一般的に言いますね。
「歳取ったら…定年したら…仕事辞めたら、旅行やったり趣味に勤しんだりしてゆっくりしたい。」
それ、今でしょ。
子供達も独立したし。
老化が進む前に…身体が動くうちに旅行とか行っておくべきではないか。
何しろステージⅡBだったしねえ。
(※2026年現在まで元気ですのでご安心ください。まもなく発覚してから5年になります。)
うん、ストレスのたまる仕事は良くない。
いつ坐骨神経痛に悩まされて足があがらなくなったり、足の指の骨にヒビが入ったりするかわからない。(フラグ)
行ける時に行きたい所へ、行って見たかったところへ行って見よう!!
と言う訳で。
やって来ましたよ。
「大谷資料館」
階段がいっぱいです!良い運動になりますね。
詳しい旅行記は次回に続くのでした。




