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乳ガンになった話を書いておく。  作者: 雷鳥文庫


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石(天然石)は好きだけど、結石は要りません。その3。温泉ってどうでしょう。

「先生。温泉っていつから入れますか?」

手術前に聞きました。

はい、私は温泉好きですよ。


「放射線が終わってから一か月経てば大丈夫ですよ。」

「では…三月の二十二日に終わりますから、…ゴールデンウィークなら大丈夫ですね?」

「ええ。」


そして、四月の診察。

「温泉、大丈夫そうですね。」


やったあ。


私の胸はその当時まだそんなに傷が目立ちませんでした。

今の方が腫れが落ち着いたのか、へこみがわかりますね。

それに温存でしたから。

もちろん、まだ肌の色は少し違いますよ。そこだけ謎の日焼けをしたみたいでした。


よしっ、温泉旅行だ。

先日書いたとおり、保険金で旅行に行けたのです。

インフィニティなお風呂らしいよ。テンションあがるう!


 楽しい旅行の始まりです。

まず掛川花鳥園に行きました。


私は以前のエッセイにも書きましたが、佐渡ヶ島にトキを見に行ったくらいの鳥好きです。

花鳥園もね、富士や掛川。何度も行ってますよ。



挿絵(By みてみん)


まず眠たいお顔のフクロウにご対面。

可愛い♡


次は大スターのこの方!


挿絵(By みてみん)


どーん!

ハシビロコウさんです。


カッコイイ!素敵い!恐竜っぽいところがホントにツボ!


私はハシビロコウ大好き。家に幾つかグッズがあります。

カップとか、テープカッターとか。

以前もどこかで書きましたが、伊豆シャボテン公園のビリー君には何度も会いに行ったものです。

(もう天寿をまっとうされました。合掌。)


そして掛川花鳥園には他にもスターが。

キックちゃんです。


挿絵(By みてみん)


とても美しい鳥さんです。

キックちゃんはヘビクイワシ。

その名前の通り、ヘビを美脚でキックして捕まえるのです。


しかし。彼女は野生ではなく飼われているお鳥さま。

ヘビは周りにはそうそうおりません。


はい。ゴムの偽物のヘビを生きたヘビの代わりにキックします。

しかもそれをショーとして見せてくれるのです!


挿絵(By みてみん)


飼育員のお兄さんさんの導きでじっと模型のヘビを見るキックちゃん。


うんん?これはモノホンじゃないわよねえ?




この後、お兄さんがヘビを動かします!


…わかったわよ。


空気が読めて、お兄さんが大好きなキックちゃん!

偽物とわかって(いる様に見えます)いても、このヘビを激しくキックしてくれました!


打つべし!打つべし!打つべし!


往年の懐かしい漫画のフレーズが頭に浮かびます。

あまりの激しさに写真が追いつきませんでした!


毎日、毎日。飽きもせずフェイクスネークをキックしてくれるキックちゃん。その健気さに涙が出ます。

(ホントは運動を楽しんでwin-winの関係がしれませんが。)


 さて。掛川花鳥園での楽しいひとときを終えてホテルに向かいます。


渥美半島に向かいます。

今回のお宿は伊良湖ビューホテル。

(今は伊良湖オーシャンリゾートと言うらしいです。)

山の上にそびえたっております。

挿絵(By みてみん)


さあ、温泉だ。

廊下には、

「入浴着をご利用いただけます。」とのポスターが。

乳がんになった人がこれを着て温泉に入るというものですね。

個人の感想ですけど…逆に目立ちそうな気がします。


 今は高齢化社会です。私もですが老眼だったりしますし。

メガネを外して温泉の湯気の中です。あんまり見えませんね。

特に湯船に入ってしまえばこっちのものです。傷なんて見えませんよ。

(それに中高年の裸体をしげしげ見る人もそういないであろう。)


とりあえず胸元にタオルを垂らして大浴場に入ります。

洗い場だって衝立があったりします。気になりません。


湯船に浸かってああ、いいお湯。


天気がイマイチですが、少し小雨が降ってますが、素晴らしいインフィニティ風呂であります。

時間が早いせいか他に人がおりません。貸切状態です。


ゆっくり浸かりました。


 それからも何度も温泉旅行に行きましたが、到着してすぐや、夜中、または朝。

そういう時間に入ると人はいません、または御同輩です。


怪我とか手術痕とか、気になる人達ですね。



もちろん、他の温泉地で貸し切り風呂があればそこを利用したり、露天風呂付きの部屋に泊まったこともあります。


ただ、母は手術後は温泉には入りませんでした。

傷を気にして。貸し切り風呂も提案した事はありますが…。


人、それぞれではあります。


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