弾丸ハント 第四話 Accident
今回は定井目線の会です。
登場人物
手弾 零 主人公 元高校二年生 ハントバスターに改,事務所所属 イニシャルS 最近のブームはチキンカツを食べること
幹 定井 零の友達 イニシャルM 改,事務所所属 最近のブームがチョコにポテトをつけること。
手弾 寿郎 零の父でありハントバスターに所属していた。現在は消息不明イニシャルJ
五山 改 イニシャルI 異世界から来たと言っている、頭がぶっ飛んでいる人 改,事務所を作った。
嵐台 匙 イニシャルR 洞窟の奥底で出会った。一次試験に合格。
R「お前、今なんて言ったんだ?」
背筋が凍るような感じがした。今思えばあの時、尋問を続けられたのはすごいことだと思う。
M「…一言一句変えずに話してやろうか?」
R「…くく」
M「何を笑ってるんだ?」
今にも殺しに来るような、こわばった表情で笑われるのはとても薄気味悪かった…
R「いや…そんなわけないだろう、僕はどう見ても人間じゃないか。」
確かに見た目だけだとそう判断するだろう。だが…
M「じゃあお前なんであのことがわからなかったんだ?」
R「あの事ってのは?」
匙の顔からは笑みが消えていた。…いや元々笑みなんてものは奴には必要ないものだったのかもしれないが…
M「あの事ってのはな、一次試験の時受けたあのテストのことだ。」
R「あのテストが何なんだ?」
…あのテスト、奴はあのテストは満点を取ったと言っていた。だが、それなら奴が言っていたことに矛盾が生じる。
M「お前、俺たちがあったとき一つ間違いを犯しただろう、それは(僕を日光に当ててみてくださいよ。ゾンビなら必ず火に燃えるでしょう)といったことだ。」
R「…」
M「成績上位だったお前が、ゾンビ階級のことについて知らないはずがない。」
レポート1 ~ゾンビ階級とは~
ゾンビ階級とは5級から1級そして、異常級というものがある。その中でも3級以上は人の言葉を喋れたり、太陽の光を浴びても消えないというのがある。そして異常級はこの世界を恐怖に陥れた根本である。
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普通ゾンビ階級を知っていて、ゾンビじゃないという証明をするのなら
M「どうだ、認める気になったか。」
R「…証拠が足りませんよ。それじゃ、認められません。」
何言ってんだこいつ…急に態度を変えて。
R「あなた達がどのくらいしっかりしているかを知りたかったのですが…一番迫ってそのくらいとは、拍子抜けにもほどがありますよ。」
…え、つまり
M「お前、ゾンビじゃなかったのかよぉ」
R「ご迷惑をおかけしてすいませんでした。」
M「そうか…まあ、ならよかった。」
R「はい、これからもよろしくお願いします。」
M「ああよろしくな、じゃあ俺、仕事で事務所に行くから…!そういや聞きたいんだが、ちなみにお前どこの仕事場に行くんだ?。」
R「雷事務所の管轄のバリアのとこですね。」
M「へぇ、じゃあこれからもよろしくな、匙。」
俺はそう言って改,事務所に帰っていった。…だが、一つ妙なことがある。もしあいつがゾンビじゃないのなら、俺はあの質問をした時、なぜ俺は嫌な感じがしたのだろうか…
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S「定井帰ってきたのか!」
俺が返ってきたと同時に零はびっくりしていたかのような、焦った表情をしていた。
M「どうしたんだ、そんなに慌てて…」
S「バリアが破壊されたんだよ!知らなかったのか?」
今まっすぐ帰ってきたんだから知るわけないじゃん。
M「でも、誰も騒いでなかったぞ。」
S「それはな、人々が慌て、混乱しないようにするためにな。」
なるほど…
S「改さんはもう、一足早く出発しているから」
M「じゃあ今すぐ行こう。」
S「そうだな、じゃあこれお前の銃だ。」
俺は伸縮拡張ポーチに銃を入れて歩いて行った。
レポート2 ~伸縮拡張ポーチ どんな大きさの武器でも自由に出し入れでき、ハントバスターのみが使用することができる。 ~~~
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現場に俺たちがついたとき、そこはすでに地獄と化していた。
S「なんだ…これ、」
バリアの周りには大量のゾンビがおり、その周辺の場所はもはや生きている人間などはいるはずもなかった。
M「俺たちが来た理由はゾンビの殲滅か…」
そんなことを思っていたその時、何者かがこちらに飛んできたのだ。
S「うわっ、改さん!?」
S「改さん!足が…」
そこにはズタボロになって右足が切れていた改さんがいた。
I「そんなことどうでもいい…それよりもお前ら、武器をとれ…俺の足を切ったくそ野郎が来るぞ!」
そう言って改さんは気絶してしまった。
S「…やるしかねぇか」
そこにいたのは、超巨大なゾンビだった。おそらく零が俺と比べたら超身長の俺がが小さく見えるほどだった。
M「くそ、よくも改さんを…やるしかないか…」
こい、[バトルライフル]俺はバトルライフルをポーチから取り出し、その勢いのまま奴の頭を打ちぬいた。だが、俺の銃弾は化け物の頭を貫かなかった。その後も零の相棒銃と一緒に攻撃したが全く効かず、それどころか、改さんが気絶してしまっているところまで後退してしまったのだ。
M「バケモンが…銃が聞かないのか。」
S「いや、違う…俺たちの銃じゃ無理なんだ…俺らの銃はアサルトライフル。小・中の討伐には向いているが大型の討伐には向いてないんだ。」
なるほど…サブマシンガン系を使う改さんが倒せなかったわけだ。くそどうやったら…倒せる?俺たち二人だけで………
S「まずい振りかぶってくるぞ!」
…まずい考えていて攻撃してくるのに気が付かなかった。例も手を伸ばしているがここにはとどかない。
M「くそ、ここで終わりか…」
そう思っていたその時、大型ゾンビの頭を銃弾が打ち抜いた。
M「なんだ?何が起きた?」
そう思い近づいて落ちていた銃弾を確認したら、スナイパーライフル用の銃弾が落ちていた。
M「零、これって…」
S「ああ、スナイパーライフル用の球だ…しかし妙だな、この近くの建物はすべて倒されているか、ゾンビに占領されてしまっていて一番近いビルで3㎞も離れているはずなのに…」
M「まぁ後で考えて、分かったらその人に礼を言えばいいだろ。それよりも…」
まだここにはあふれかえるほどのゾンビが湧いて出ていた。
M「バリアが治るまで時間を稼ぐぞ!」
S「おう…」
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R「よし、命中命中♪それにしてもあの人たちはどうやってアサルトライフルだけであの獲物をしとめようとしてたのやら…」
?「にしてもさすがだな、スナイプ成績TOP新人は。俺にはアンナのできないぞ。」
R「まぁ僕は当たり前だと思いますが。」
?「(#^ω^)…それよりも、次のスナイプ場所まで移動するぞ。」
R「はいはい。わかってますよ。」
To Be Continute
次回、何かが起きます…