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弾丸ハント 第一話 弾丸と過去


登場人物


手弾 零 主人公 元高校二年生 ハントバスターに所属 イニシャルS


幹 定井 零の友達 イニシャルM


手弾 寿郎 零の父でありハントバスターに所属していた。イニシャルJ

 俺の苗字は手弾、名前は零だ。ハントバスターという組織に加入するのが夢だ。この組織はゾンビを殺し世界を守るために作られている組織であり、様々な地区に支部がある。そして、この世界は今言った通りゾンビに侵食されており、村から出るときは五人以上で行動しなければ命の保証はできない。そんな世の中なのだ。だが、そんな世の中ででも楽しく過ごせている。

M「おーい、零。早くいくぞ。」

その理由は今の定井である。定井は中学校のころから知り合いで、今も定井とほぼ週一であっている。

S「どうしたの?定井。」

M「どうしたの?じゃないぜ零、仕事だよ零。」

…仕事は何をやっているのかというと、ハントバスターもどきの仕事を定井と二人でしており、いつかはハントバスターに入ることを目標として自分たちが住んでいる村で活動、及び村を守っている。

S「あー、OKOK、じゃあいくぞ。場所はどこだ?」

M「近くの森からだ、救援信号が送られてきてる。」

S「わかった、ちょっと準備してくる。」

M「早くしろ、もう死んでいるかもしれない。」

おいおい、不吉なこと言うなよ…と思ったが確かにもう死んでいるかもしれないし、急いだほうがよさそうだな。

S「分かったよ。」

そう言って俺は急いで家にもどり、準備をした。

S「さてと、武器武器」

どこにしまったかなっと…

S「あった、あった」

[オートローディング・ライフル] それが俺が持っている銃の名前らしい。この銃はお父さんの形見であり、去年受け継いだ武器だ。

J「どうしたんだ?零」

S「父さん…ちょっと仕事に~…」

J「そうか、気をつけろよ。この時間体だったらゾンビはすでにいるからな。」

S「はい‥」

何とかやり過ごせたかな‥お父さんには仕事を秘密にしてることすっかり忘れてた。まあとにもかくにもバレてなくてよかった~

S「それじゃ行ってきまーす。

J(…何か怪しいな。)

‥‥‥‥

S「ごめん、武器探すのに手間取っちゃって‥」

M「はあ、やっと来たのか、行くぞ。」

S「場所は?」

M「ゾンビが多すぎて、人が寄り付かなくなった森だとよ」

S「へえー…俺達だけで大丈夫か?」

それこそ、本物のハントバスターを呼んだほうがいいんじゃないか‥‥そう思ったが検討むなしく。

M「まあ何とかなるさ」

行くことになってしまった。

S「そうだといいけど(笑)」

そう言って俺たちはその森へと向かっていった。

‥‥‥‥

M「なんかここ不気味だな」

そう思うのも無理はないな、ここは元々父さん達‥つまりハントバスターが極秘に調査していた森であり、父さんも昔から近づくなと注意していた場所なのだから。

S「早く帰って晩御飯を食うぞ、定井。」

M「お前そんなフラグみたいなこと言うやつだったか?」

S「まあ、俺はそれを言うやつが一番フラグたってると思うがな。」

M「おいおい。」

そんな会話をしながらこの森を進んでいると定井が…

M「おい、あっちから何か聞こえないか?」

S「え…?」

確かに耳を澄ませてみると…悲鳴みたいな声が聞こえる!

M「こっちだ、零。」

そう言いながら、定井は自分が愛用している銃を取り出した。

S「それは?」

M「バトルライフル、俺の相棒だ。」

S「いい相棒だな。」

俺の銃に劣らずとも勝らないくらいにはかっこいいな。

M「そんなこと言ってないで行くぞ。」

S「ああ、勿論。」

とは言ったものの、走って向かうしかないのが現状。どうか間に合ってくれ‥そう願っていたその時。

「グギャース!」

横からゾンビが七…いや九匹同時に出てきてしまった。

M「くそ、先に行っててくれ零。」

S「‥‥わかった。ゾンビには頭をつぶす、それだけ覚えておけよ。」

M「‥‥ああ。」

そう言われた直後、俺の体は悲鳴が聞こえたほうにまっすぐ向かっていった。

S「どこにいるんだ⁉」

[バキ!]

体の骨が砕け散るような音が体中から聞こえた。

S(何が…起きた?)

そう思いながら振り返ってみたら、金属バットを持った男性が突っ立っているのが見えた。

馬鹿め、救難信号を送ったら本当に来るとはな、その銃貰っていくぜ。」

S「やめ‥ろ。」

抵抗しようにも体はバキバキにおられていて手も足も出ない。

「じゃあな。」

男がそう言って逃げようとしたその時。

「うわ、なんだこいつ⁉やめ…」

‥‥声が止まった。

何があったのかと思い、最後の力を振り絞って見てみたら。

S「ドラ‥ゴン?」

そこにいたのはドラゴンだけだった、ほかは誰一人いなかった。だがそのドラゴンは変に肉は剥がれ落ち、ところどころ腐っているように見えた。

S(ヤバい、感染してる⁉)

必死に逃げようとしたが自分の体にも限界が来ていた。

終わった‥そう思っていたその時。

J「オラオラオラ!」

そこにいたのはオラオラと言いながら拳銃をぶっ放している寿郎だった。

S「父…さん」

その時、寿郎の決死の攻撃でドラゴンはダウンしていた。

J「何でおれの銃をもってここにきてんだよ、零!」

S「ごめんなさい…」

J「もういい、命あるなら十分だ。」

J(とは言ったものの、どうする?二人で逃げるか…いや無理だ。‥‥くそ、しょうがねぇ。)

J「零、そろそろ走れるか?」

S「走れるけど…それがどうしたの?」

J「ならその銃を持って逃げろ。」

S「でも…お父さんは?」

J「拳銃で十分だあんな敵。そんなこと心配しなくていいから早くしろ!」

S「分かった。死ぬなよ。[お父さん]」

そう言って俺は走り出していった。

…だが俺は知っていた。寿郎…父さんは足を怪我してハントバスターをやめており、今もまだ直っていないことを…だが逃げてしまった。それはこの俺が強くなかったから…まだ[勇気]がなかったから…。

 S「父さん…」

 森から外に出るとそこにはハントバスターの紋章が書かれた服を着ている人と、定井がいた。定井は俺が無事でよかったと言っているような顔で向かい入れてくれていた。

S「定井…俺、俺!」

M「零のせいじゃねぇよ、すまねぇ。俺がお前の忠告を聞いてハントバスターの人を呼んで入れば、零のお父さんは…」

S「…大丈夫だ。もう…」

零は本当にもう大丈夫だった。だが、とある感情で零は満たされていた。恨みという名の感情に…


 ~八年後~

 俺達はハントバスター入隊試験に合格しており飲み会を開いていた。

 S「ついにここまで来たな、定井。」

 M「ああ、これからやっと敵討ちができるな、零の父さんの。」

 S「…ああ」

 父さんが死んでから、八年がたった。これからついに復讐ができる。この世からすべてのゾンビを[抹殺]する。


                                   To Be Continued

武器紹介

バトルライフル

 バトルライフルは、フルサイズカートリッジを使用する銃であり、セミオートとフルオートを切り替え可能な自動式のライフルです。主に1940~1970年代に主力歩兵銃として使用されておりSVT-40、Gew 41、などがあります。


オートローディング・ライフル

オートローディング・ライフルとは、火薬の力を利用して自動的に装填などを自動的に行うライフルです。

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