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俺だけ別ゲーすぎる  作者: 愛依
旅立ち編
9/18

旅立ち編 冒険の始まりー⑤

俺はスケルトンとの距離を一定に保ち、相手の様子をうかがいながら、もう1体のスケルトンにも注意を払う。

もう1体のステルトンとは距離が離れている為なのか、敵対されていない。

近づきすぎると敵対されてしまい2体同時に相手をしないといけなくなってしまう。

1体でも苦労しているのに今の俺には2体同時に相手をする余裕なんてない。

下手をしたらあっという間に倒されてしまうだろう。


俺はゆっくりと目の前のスケルトンとの距離を詰める。

あと1歩近づけば一気に懐に飛び込めるだけの間合いに近づける。

そう思いなが近づこうとしたその時、相手のスケルトンが距離を詰めてきた。

俺は相手の動きを見逃すことがないよう全神経を目の前のスケルトンに向けた。

相手の攻撃のタイミングを見計らい懐に飛び込みそのままの勢いですれ違いざまに相手を斬りつけ、そのまま再度距離を取り直す。

相手も攻撃を受けて多少怯んでいだが、直ぐに剣を構え直し俺のいる方に向き直した。

今度は俺の方から距離を詰め攻撃を仕掛ける。

剣と剣がぶつかる音が周囲に響く。

何度か剣を打ち合いわかったことがある。

剣捌きはモンスターにしてはなかなかで多少ヒヤヒヤする場面をあるが、所詮モンスターなのだ。

ある程度はパターンかされていて対応できないという程でもない。

攻撃の振りが大きくなるタイミングで当初の予定通りに攻撃を当てていく。

しばらく剣を剣で受ける攻防を繰り広げていた。

俺自身も段々と剣の扱いに慣れていき、最初の頃に比べると剣の動きが良くなってきている。

そのおかげか相手の攻撃を捌くのも最初よりかは楽に捌くことができる。

相手の攻撃を上手く受け流しそのままの勢いで相手を攻撃する。

そして最後の1撃が決まった。その1撃は今までの攻撃の中で最も美しかった。

上段から振り下ろされる剣を剣で受けそのまま滑らせ受け流し横薙ぎでスケルトンを攻撃する。

スケルトンの腹部に命中したと同時にスケルトンは光に包まれ消滅する。

(スライムと違ってなかなか手強い相手だった、少しでも油断していたらやられていたかもしれない)


俺はそのままもう1体のスケルトンを見た。

すると、仲間が倒されたのに気がついたのか辺りをキョロキョロしながら周囲を歩き回っている。

そして俺の存在に気が付きものすごい勢いでこちらに向かって来る。

(こっちは今1体倒したばっかりなのに、休む暇もないのかよ。)

俺は乱れる呼吸を整え剣を構える。

さっきの戦闘でスケルトンとの戦いのコツは掴んでたのでこちらが有利に戦闘を進めることができた。

たた、先の戦闘での疲労があるのか、思うように身体が動かないので何度か攻撃を受けてしまったが無事に倒すことができた。


戦闘終了後、俺は今回の戦闘の成果を確認するためにステータス画面を確認した。


ーーーーーーーーーーーー

名前:ライト

レベル:2

総合値:150

種族:ー

職業:なし

スキル:剣術Ⅰ

ーーーーーーーーーーーー


レベルが2に上がっており、総合値が150まで上昇していた。

そして、驚くべきことにスキルを習得していたのだ。


ーーーーーーーーーーーー

剣術Ⅰ:剣の扱いが少し良くなる。

ーーーーーーーーーーーー


(なるほど。道理で途中から剣での防御や受け流し、攻撃がスムーズになったわけだ。

しかし、スキルって勝手に習得してるものなのか。普通は習得したらシステム通知があるだろうに。まぁ、あったのかもしれないが戦闘に集中しすぎて気が付かなかっただけかもしれないし、習得できただけ良しとするか。 )

今回の戦闘の成果を確認し終えた俺は再び探索を開始した。




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