表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺だけ別ゲーすぎる  作者: 愛依
旅立ち編
5/18

旅立ち編 冒険の始まりー①

キャラクタークリエイトを終えた俺はゆっくりと目を開ける。

眩い光が目の前を包む。

そこに広がっていたのは…質素な作りの部屋だった。

俺はしばらくその場から動くことができずにいた。

なぜなら、そこに広がっていた世界は俺の思い描いたものとはだいぶ違っていたからなのだ。

俺は目の前に広がる世界が自然あふれる緑豊かなものだと思っていたのだから、しかし周囲はロウソクの光で薄暗く照らされていた。

周りには最低限の生活ができる程度の家具が一式揃っているだけで生活感というものは皆無だった。

俺はベッドに横になり今後の方指針を考えることにした。

まずは今の置かれている状況を把握するべきだろう。

そう考えた俺は自分のステータスを確認することにした。


名前:ライト

レベル:1

総合値:100

種族:―

職業:なし

スキル:なし


ステータスを確認し終えた俺はウィンドウを閉じた。

レベル1…

まぁ、それは当然のことだろう。たった今、ユグドラシルにログインしたばかりなのだから当然なのだが、総合値とはどのような数値なのだろう?

おそらく、レベルは強さの基準となる数値なのはなんとなく理解できる。

ステータスを確認した際に、HPやMPなどの個別ステータスがなかったので、総合値とは強さの値なのだろう。

今後、ユグドラシルで生きていく上で重要になってくるのはレベルではなく総合値の方だろう。


しかし、ここは何処なのだろう。

メニューウィンドウをいろいろ見てみたがマップという項目は無かった。

マップがなければ現在地の把握もできない。

探索をするにも一度迷ってしまえばこの場所に戻ってくることも難しくなることだろう。

だが、このままずっとここにいても進展がないのも事実である。

この後どうするかをしばらく考えたが、考えたところでこれといった案も考えつかないので俺は考えることを放棄した。



俺はベッドで一休みしてから探索に出ることにした。

目が覚めた俺は辺りを見回し、なにか武器になりそうなものが探しが特に何も見つからなかった。

ログインをして最初に降り立つような場所なのだ、そこまで危険度は高くないだろうがここが何処かわからない以上、武器もなく探索するのは危険すぎる。

とりあえず俺は手近にあった椅子を壊して木の棒を手に入れた。

武器と呼べるような代物ではないが、ないよりかはマシだろう。

そうして俺はここの場所を後にした。



部屋を出た俺は周囲を確認した。

部屋をでた俺は周囲の様子がまたもや自分が思っていたものとは異なっていた。

辺りに広がっているのは町や村というようなものではなく、ダンジョンを思わせるような造りをしていた。

俺はまず、人を探すことにした。

方角も解らないこの場所で迷ってしまったら終わりなので、今いる場所の正面を北として西方向に進むことにした。

道なりに進んでいくと分かれ道が見えてきた。

俺はいつでも元いた部屋に戻れるように道中で見つけた石を目印として置いて分かれ道を右に進むことにした。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ