関西老後が不安協会
あぁ〜!だるぅ〜!朝から晩まで…!よりによって、こんな協会に転職してもぉ〜て…!?
トゥルルルル〜 トゥルルルル〜 トゥルルルル〜
「お電話ありがとうございます!こちらは、関西老後が不安協会⤴お電話担当窓口係の吉川恋太郎でございます!どぉ〜されましたぁ〜?」
「はぁ〜…⤵もう駄目です…」
「お客様!?お客様!?いったい何が駄目なんでしょうか…?」
「聞いていただけます…?」
「もちろんでございますとも⤴この吉川恋太郎にお任せください!まずは⤴お名前と年齢お聞かせください!その後に、関西老後が不安協会のお客様登録済みの4桁の暗証番号を端末機器からプッシュお願いします!」
「はい…入力終わりました…⤵」
「はい⤴ありがとうございます!」
え〜と…どれどれ?名前が秋乃原真之介と!年齢が65歳で!暗証番号が6565って…⤵そのままやん!?
吉川恋太郎
「では…⤴お聞かせくださいますか!?」
秋乃原真之介
「それがですね…⤵私は宗右衛門町でオールドガールズバー"抜き処"を経営しておりまして…⤵」
吉川恋太郎
「ほほぉ〜⤴ガールズバーではなく!オールドガールズバーなんですか?それは⤴また珍しいお店ですね!で⤴なにか問題でも?」
秋乃原真之介
「オールドガールズの平均年齢が85歳でして…今年に入ってすでに8人が亡くなってしまったのです…⤵しかも全員がオカマなんです…」
吉川恋太郎
「なんですって…⤵オカマですって!?」
秋乃原真之介
「えぇ…伝説レジェンド正真正銘⤴昭和の生き字引なオカマちゃんです⤴一人は…焼きスルメの花江で⤵二人目は…目玉焼きの蘭子⤵三人目は…ハト胸のおしん⤵四人目は…メンソレータムの沙耶⤵五人目は…フーテンの昌江⤴六人目は…金魚すくいの真子⤵七人目は…揚げ足取りの君子⤵八人目は…言い出しっぺの信江ですねん…」
吉川恋太郎
「これはまた…豪華絢爛と言いますか⤵阿鼻叫喚と言いますか⤵魑魅魍魎と言いますか⤵」
秋乃原真之介
「それがですねぇ〜⤴世の中色んな変わり者がおりまして、政財界の方から某有名芸能人や著名なスポーツ選手まで来店しはりますねん⤴」
吉川恋太郎
「それは⤴儲かって仕方ないですね!」
秋乃原真之介
「ところが…お客の全員付け払いで⤵伝説のオカマちゃんが天国逝った噂が流れると…音信不通になりましてん⤵わしの老後真っ暗闇ですわ…」
吉川恋太郎
「またぁ〜そんな⤴今までしこたま溜め込んでおられるでしょう⤴」
秋乃原真之介
「ところが⤵闇の老後が不安組合に貯金を出資しとりましてん…!」
吉川恋太郎
「それは⤵あきません…あの闇の老後が不安組合は…数日前にマルサの介入があって、一切合切差し押さえなってますよ!?」
秋乃原真之介
「えらいことなっとります…どないしたらええんでしょうか?」
吉川恋太郎
「秋乃原様⤵落ち着いて聞いてください!」
秋乃原真之介
「ええ…」
吉川恋太郎
「この関西老後が不安協会に多数のオカマちゃんも登録されております⤴そのオカマちゃんレンタルサービスお使いください!」
秋乃原真之介
「ほんまですか…⤴ぜひお願いします!」
吉川恋太郎
「では⤴明日の開店時間に8名派遣いたしますので⤴よろしくお願いします!」
翌日の開店時間!
秋乃原真之介がオールドガールズバー"抜き処"で開店準備をしていると…⤴
派遣オカマ・ソルボンヌ玉三郎73歳
「ちょっと⤴ここじゃないの…?オールドガールズバー"抜き処"って!?」
派遣オカマ・ジュテーム紅蜥蜴70歳
「なによ…⤵この昭和な入り口!?」
派遣オカマ・マイシャローネ北狐76歳
「ちょっと⤴あんた!そっと開けてご覧なさいってば⤴!」
派遣オカマ・ドンゴロス湖尻82歳
「なんでぇ〜…!?」
派遣オカマ・オブリガート水沼79歳
「なに…なに…?」
派遣オカマ・バチュラー若芽71歳
「しょ〜もな…⤵実に…しょ〜もな…⤵」
派遣オカマ・ミシシッピー中之島77歳
「早く開けなさいってば…⤴」
派遣オカマ・タジマハール育江80歳
「焦れったいわね⤴行くわよ!」
タジマハール育江がオールドガールズバー"抜き処"の扉を開けると…そこには驚愕の世界が!?
To be continue.